天気予報で「明日は猛暑日になるでしょう」と聞くと、身構えてしまいますよね。でも「猛暑日って結局何度から?」「真夏日とどう違うの?」と、あいまいなまま過ごしている方も多いのではないでしょうか。
実は2026年の夏から、40℃以上を指す「酷暑日(こくしょび)」という新しい気象用語が加わりました。予報の言葉がひとつ増えたのです。この記事では、猛暑日予報の見方と、2026年夏の暑さの傾向、そして熱中症アラートの仕組みまでをまとめて解説します。
猛暑日は最高気温35℃以上の日。2026年からは40℃以上の「酷暑日」も予報用語に加わりました。予報の言葉を正しく知れば、その日の危険度をぐっと読み取りやすくなります。
猛暑日予報とは?まず「猛暑日」の定義を確認
猛暑日予報とは、その日の最高気温が35℃以上になると見込まれる予報のことです。まずは基準となる「猛暑日」の定義から押さえておきましょう。気温の呼び名は、あいまいに使われがちですが、気象庁がきちんと数字で線引きしています。
猛暑日・真夏日・夏日・熱帯夜の違い(気温の基準一覧)
気温に関する呼び名は、最高気温がどのラインを超えたかで決まります。数字とセットで覚えておくと、予報の意味がすぐにわかります。
| 呼び名 | 基準 |
|---|---|
| 夏日 | 最高気温が25℃以上の日 |
| 真夏日 | 最高気温が30℃以上の日 |
| 猛暑日 | 最高気温が35℃以上の日 |
| 酷暑日 | 最高気温が40℃以上の日(2026年新設) |
| 熱帯夜 | 夜間の最低気温が25℃以上の日 |
「猛暑日」という言葉は、気象庁が2007年4月1日に予報用語として制定したものです。それ以前は、最高気温35℃以上を表す公式な言葉はありませんでした。夏の暑さが年々厳しくなるなかで生まれた、比較的新しい言葉なのです。
2026年新設「酷暑日」(40℃以上)とは
2026年の大きな変化が、この「酷暑日」の登場です。気象庁は2026年4月17日、最高気温が40℃以上の日を「酷暑日」と呼ぶことを決定しました。この夏から予報用語として使われます。
背景にあるのは、近年の記録的な暑さです。全国各地で毎年のように40℃以上が観測されるようになり、「猛暑日」だけでは暑さの危険度を十分に伝えきれなくなっていました。そこで、より上のランクを示す言葉として「酷暑日」が加わったのです。
名称は、気象庁が2026年2月末から3月末にかけて実施したアンケートの結果と、有識者の意見をふまえて決められました。今後は予報で「明日は酷暑日になる見込みです」と聞く日が出てくるかもしれません。

「猛暑日」の上に「酷暑日」ができたんですね。予報の言葉が増えるほど、暑さの深刻さが伝わってきます。
2026年夏の猛暑はどうなる?最新の予報傾向
結論から言うと、2026年の夏も全国的に厳しい暑さが予想されています。気温は平年より高い傾向で、猛暑日や酷暑日への警戒が必要な夏になりそうです。予報機関が発表している傾向を見ていきましょう。


ダブル高気圧で7月下旬〜8月上旬がピーク
ウェザーニューズが発表した2026年の猛暑見解によると、この夏は「ダブル高気圧」の影響で酷暑になると予想されています。太平洋高気圧とチベット高気圧が重なることで、暑さが増しやすくなる状態です。
暑さのピークは7月下旬から8月上旬にかけてと見込まれています。この時期は、猛暑日が連続しやすく、地域によっては酷暑日となる可能性もあります。夏の予定を立てる際は、この期間の暑さを念頭に置いておくと安心です。
気象庁の3か月予報の見方
気象庁は数か月先までの気温傾向を「3か月予報」として発表しています。2026年は6月から8月にかけて、全国的に気温が「平年より高い」見込みとされました。これは季節全体のおおまかな傾向を示すものです。
3か月予報は「この日の最高気温は何度」といったピンポイントの数字ではなく、「平年と比べて高いか低いか」の傾向を示す点がポイントです。長い目で夏の準備を考えるときの目安として使うとよいでしょう。日々の細かい予報は、後述する天気アプリなどで確認します。
猛暑日予報はどこで確認できる?情報源まとめ
猛暑日予報は、身近な天気アプリや気象サイトで手軽に確認できます。信頼できる情報源をいくつか知っておけば、その日の暑さ対策を立てやすくなります。ここでは代表的な確認方法を紹介します。
気象庁・tenki.jp・Yahoo!天気など
日々の最高気温や猛暑日の予報は、次のような情報源で確認できます。いずれも無料で使えるものです。
- 気象庁の公式サイト:予報や各種アラートの一次情報。信頼性が高い
- tenki.jp(日本気象協会):気温傾向や解説記事が充実
- Yahoo!天気:地域ごとの予報がわかりやすく、アプリも使いやすい
- 環境省の熱中症予防情報サイト:後述する暑さ指数(WBGT)を確認できる
複数を見比べる必要はありませんが、迷ったらまず気象庁や環境省の公式情報を基準にすると安心です。アプリの通知機能をオンにしておけば、猛暑日やアラートの情報を見逃しにくくなります。
「予報の気温」と「体感」がズレる理由(WBGT)
「予報は33℃なのに、実際はもっと暑く感じる」ということがありますよね。これは、私たちの体が気温だけでなく、湿度や日差しの影響も受けているからです。ここで登場するのが「暑さ指数(WBGT)」という指標です。
暑さ指数(WBGT)は、気温に加えて「湿度」と「日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境」の3つを取り入れて算出される指標です。同じ気温でも、湿度が高い日は体から汗が蒸発しにくく、熱がこもりやすくなります。だから体感がより暑くなるのです。
気温・湿度・日射などをまとめて数値化した、熱中症予防のための指標です。単なる気温よりも、実際の危険度に近い形で暑さを表します。環境省のサイトで地域ごとの数値を確認できます。
熱中症警戒アラート・特別警戒アラートの仕組み
猛暑日予報とあわせて知っておきたいのが「熱中症警戒アラート」です。これは、危険な暑さが予想されるときに前もって注意を呼びかける情報です。2026年も運用されており、発表基準がはっきり決まっています。
発表基準(WBGT 33/35)と2026年の運用
アラートには2つの段階があります。基準となるのは、先ほど紹介した暑さ指数(WBGT)です。数値が高いほど、危険度も上がります。
| 種類 | 発表される基準(暑さ指数WBGT) |
|---|---|
| 熱中症警戒アラート | 対象地域のいずれかの地点で、翌日または当日の日最高暑さ指数が33以上と予測されたとき |
| 熱中症特別警戒アラート | 都道府県内の全地点で、翌日の日最高暑さ指数が35以上と予測されたとき |
「特別警戒アラート」は、より広い範囲で極めて危険な暑さが予想される場合に出される、上位の情報です。2026年度は4月22日から、この特別警戒アラートと警戒アラートの運用が始まっています。
アラートが出たら何をすべきか
アラートは、あくまで「行動を見直すきっかけ」です。難しいことをする必要はありません。基本的な対策を、いつもより意識するだけで十分です。
- のどが渇く前に、こまめに水分をとる
- 屋外での運動や長時間の作業は、できるだけ控えるか時間をずらす
- エアコンや扇風機を使い、室内の温度を上げすぎない
- 高齢の家族や小さな子どもの様子をこまめに気にかける
まとめ:猛暑日予報を賢く使って夏を乗り切る
猛暑日予報は、その日の暑さの危険度を知るための大切な手がかりです。言葉の意味を知っておくだけで、予報から受け取れる情報がぐっと増えます。
猛暑日は35℃以上、2026年から40℃以上は「酷暑日」。予報や熱中症アラートをこまめにチェックして、無理のない夏の計画を立てましょう。
夏の予定を考えるなら、あわせて次の記事も参考にしてみてください。




よくある質問
- 猛暑日と真夏日の違いは何ですか?
-
最高気温の基準が違います。真夏日は最高気温が30℃以上の日、猛暑日は35℃以上の日を指します。猛暑日のほうがより暑い日です。
- 「酷暑日」はいつから使われる言葉ですか?
-
気象庁が2026年4月17日に予報用語として制定し、2026年の夏から使用される予定です。最高気温が40℃以上の日を指します。
- 熱中症警戒アラートはどこで確認できますか?
-
環境省の熱中症予防情報サイトや気象庁の公式サイト、Yahoo!天気などの天気アプリで確認できます。アプリの通知をオンにしておくと便利です。
- 予報の気温より暑く感じるのはなぜですか?
-
体感には気温だけでなく湿度や日差しも影響するためです。これらをまとめて数値化した「暑さ指数(WBGT)」を目安にすると、実際の危険度に近い形で暑さを把握できます。

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