鮮明な赤い缶に目立つ黒い文字で記されたウェイパー(味覇)は、多様な調味料として愛用されています。
今回は、その便利なウェイパーにスポットライトを当ててみます。
- ウェイパーとは何か?誰が製造しているか?
- ウェイパーの保管期間とは?
- 適切な保管方法
- 廃棄の判断基準
これらのポイントについて説明します。
ウェイパーとは何か?
中華料理に欠かせないウェイパーは、正確には味覇(ウェイパァー)と記されます。
料理の味がもう少しで決まる時に少量加えるだけで、すぐに中華風の味わいが生まれます。
誰が製造しているか?
ウェイパーは、兵庫県神戸市を拠点とする株式会社廣記商行が市場に出している中華風調味料です。
元々は業務用調味料を製造していた会社が、業務用商品をベースに開発したものです。
ウェイパーの種類
- プレミアム味覇(ウェイパァー)
- 海鮮味覇(ウェイパァー)
- 味覇(ウェイパァー) チューブタイプ
「プレミアム味覇(ウェイパァー)」は、標準のウェイパーと比較して豚・鶏エキスを1.7倍増量し、野菜パウダーをたっぷりと使用し、肉や野菜の自然な甘味がプラスされています。
さらに、天然酵母エキスを加えることで、化学調味料不使用となっています。
「海鮮味覇(ウェイパァー)」は、海鮮風に仕上げられたもので、新鮮なエビのエキスを基本に、アサリや昆布、オイスターなどが含まれています。
魚介のうまみが強く、和食や洋食の調味にも適しています。
「味覇(ウェイパァー) チューブタイプ」は、缶タイプと比べて少ない量で済むので、小分けにされています。
片手で簡単に調味ができるので、調理がさらに楽になります。
ウェイパーの魅力
風味、コク、旨みが三位一体となったウェイパーは、さまざまな料理の調味に使えます。
チャーハンや炒め物、餃子や八宝菜、酢豚に入れると、あっという間に中華風の味に変身します。
スープやカレー、おでんの隠し味としても活躍します。
ウェイパーの保管期間とは?
ウェイパーは元々業務用として作られていたため、缶にはたっぷりと入っています。
保管期間が切れると、もったいないです。
- 未開封の場合…製造日から18ヶ月(540日)
- 開封後の場合…開封してから3ヶ月(90日)
未開封は長期間保存可能
未開封の場合は、約1年半保管できます。
直射日光や高温多湿を避けると、常温でも保存できます。
開封済みは注意が必要
大量であるため、使い切るのに時間がかかり、余らせてしまうこともあります。
保管期間が過ぎたら?
通常、保管期間は安全を考慮して短めに設定されています。
目安としては保管期間の1.2~1.3倍の期間です。
- 未開封の場合…製造日から648~810日後(2年と80日)
- 開封後の場合…開封してから(90日)+18~45日
適切な保管方法は冷凍保存か?
ウェイパーは半生の調味料で、腐りやすい性質があります。
開封後は冷蔵庫での保存が必須です。缶のままでも大丈夫で、しっかりとフタをすれば問題ありません。
冷蔵庫に入れると固まるため、常温保存を選ぶ人もいるかもしれませんが、梅雨や夏場は特に腐りやすくなるため、冷凍保存がおすすめです。
さらに、ウェイパーは小分けにして冷凍保存することもできます。
缶から適量を取り出し、一食分ずつラップで包んでから、フリーザーバッグに入れて冷凍庫に保管します。
使用する際は、凍ったまま調理に加えれば良いので、とても便利です。
廃棄の判断基準
- 異臭がする
- カビが生えている
- 分離している
- 色が変わっている
ウェイパーは油脂の分離防止剤を使用していないため、温度変化によって分離することがあります。
しかし、開封後の保管期間内であれば、品質に問題はないとされています。
その場合は、よくかき混ぜてから使用してください。
まとめ
ウェイパーの未開封の保管期間は最大で2年以上です。
開封後は約90日を目安に、100日程度で使い切るようにしましょう。
開封後の保存は、冷蔵または冷凍保存を心がけてください。
古いウェイパーを使用すると、健康に影響を与える可能性があるため、使用前には状態を確認することが重要です。
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