問題が発生すると、他のことにも気が散り、進むことが難しくなること、ありませんか?
そうした経験は多くの人に共通しています。
ストレスを感じると、脳は防衛モードに入り、敏感になります。
この時、脳は「考える」より「反応する」ことで対処しようとします。
この仕組みにより、小さな問題でさえ、脳が反応しすぎて、怒りや不安などの感情が湧き、「どう対処すべきか」と悩むことになります。
悩みは感情が原因で生じるので、解決には時間が必要です。
しかし、ストレスをどう克服し、自分がどうありたいかを明確にすることで、解決が難しい悩みも克服しやすくなります。
今から紹介する方法を試して、答えの出ない悩みを今日で終わらせましょう。
同じ問題で悩むのを止める方法とは?
いつも同じことで悩むと、脳は「この情報は重要だ」と誤解し、その考えに捕らわれます。
だから、「同じことで悩む」状態から抜け出すことが肝心です。
そのための方法は次のとおりです。
同じ問題で悩むのは、脳が「考えるべきだ」と勝手に命令してしまうためです。
その悩みは、不安と関連しやすかったり、自分が抱える心配事であることが多いです。
同じ悩みが頭に浮かんだときは、ただ悩み続けるのではなく、「解決策を考える」意識を持つか、「今は他のことが重要」と脳に別の命令を出すことが大切です。
悩み続ける原因とは
脳は「生命の危機」に対して一番反応するように設計されています。
これは、野生動物と同じように、生き残るために素早く対応する原始的な脳の働きです。
その結果、人間は常に危険を探し続けることになります。
危険がない時でも、過去の危険な出来事を思い出したり、大きなストレスを抱えている時に気にならなかった小さな未解決の問題でも、「考える必要がある」と脳が常に警戒します。
さらに、日本人はうつ病と関連があるとされるセロトニンの遺伝子が短いタイプが多いとされています。
この遺伝子タイプを持つ人は、内向的で悩みやすい性質があると言われています。
つまり、脳の構造、遺伝的傾向、そしてストレスを抱えやすい生活習慣によって、人は解決が難しい悩みを何度も考え続けることになります。
「悩まない脳」を育てる方法とは
しかし、すべての人が悩みの連鎖に陥るわけではありません。
自分に合った対処法を見つけ、日常生活に取り入れることで、思考をクリアに保ち、悩まずに済むことができます。
そのポイントは、ストレスによって分泌される「ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)」を抑え、心を安定させる「幸せホルモン(セロトニンやオキシトシン)」の分泌を増やすことです。
それを実現する方法は、以下の通りです。
現在が安定していること、幸せであることを脳に伝えると、脳は「今は休むべきだ」という指令を出すことができます。
多くの幸せを感じ、心地よい経験を増やすことで、悩みを抱えずに、本当に必要な時に力を発揮できる脳を育てることができます。
まとめ
解決の見えない悩みは、ネガティブな感情を増やします。
今日からは、悩むのではなく、解決策を考えることに集中しましょう。
また、ストレスホルモンを抑え、幸せホルモンを効果的に分泌するために、生活環境や生活習慣を整えていくことが大切です。
これが、悩まない自分を育てるための近道となります。
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