保育園や幼稚園で毎月行われるお誕生日会は、子どもにとって大切な行事のひとつです。特に、その月に誕生日を迎える園児は「今月は自分が主役だ!」とわくわくして過ごすものですよね。ですが、企画を考える保育士さんにとっては「子どもたちが喜んでくれる内容をどうしよう」「何か新鮮なアイデアはあるかな」と頭を悩ませることも少なくないでしょう。
そこで本記事では、9月の誕生日会に合った余興やゲーム、歌などをご紹介します。保育園・幼稚園だけでなく、障害者施設や高齢者施設でも取り入れやすいアイデアばかりですので、ぜひご活用ください。
他の保育園の9月お誕生日会を参考に
まずは、実際にお誕生日会を行っている保育園の様子を見てみましょう。
この動画では、お誕生日会のプログラムがおおまかに以下の流れで進行しています:
- 誕生日を迎える子どもたちの入場
- 一人ひとりへのインタビュー
- ケーキを用意し、「ハッピーバースデー」の言葉でお祝い
- プレゼントの贈呈
こちらの保育園は英語を取り入れているようで、英語が会話に混ざっている点も特徴的です。多くの保育園や幼稚園では、これらに加え「みんなで歌う」「ダンスをする」「先生からの特別なパフォーマンス」といったプログラムを組むケースが多いでしょう。
子どもが夢中になる!9月のお誕生日会におすすめの余興
子どもたち主体の3ヒントクイズ
主役である誕生日の子どもたちが、クラスの友達にクイズを出すゲームです。3つのヒントから答えを推測するだけの簡単ルールなので、小さな子どもも楽しく参加できます。
例えば:
- ヒント(1):甘くておいしい
- ヒント(2):丸い形をしている
- ヒント(3):真ん中に穴があいている
- 答え:ドーナツ
このように、先生が進行するのではなく子どもたちが出題することで、誕生日の子ども本人も特別感を味わえます。少し準備は必要ですが、スポットライトを浴びせるにはぴったりの企画です。
パネルシアター「ぽんたのじどうはんばいき」
タヌキのぽんたが作った不思議な自動販売機のお話で、葉っぱを入れてお願いごとをすると叶うという展開が子どもたちを惹きつけます。
先生方がお願いごとをどんどんして、それが次々叶っていく様子に子どもたちは夢中です。コミカルなストーリーが多いため、笑いの絶えない楽しい演目として好評を得ています。
簡単マジックショー
手品は子どもに大人気で、簡単なものでも大盛り上がり。こちらの動画では初心者でもできる手品とタネ明かしが紹介されており、初めての先生でも取り入れやすい内容です。
また、難易度が低いマジックなら年長児に教えて「お誕生日の子どもたちによるマジック披露」をするのもよいアイデア。自分でパフォーマンスする機会があると、子どもたちのモチベーションも高まるでしょう。
9月ならではのお月見テーマ
9月といえばお月見のシーズン。この時期にぴったりの題材を取り入れてみませんか。
動画では以下の要素が紹介されています:
- お月見の由来をやさしく解説
- 手遊び「だんごくっついた」
- その場で作れる壁面制作
- 「つき」の歌
組み合わせることで、季節行事を感じられる誕生日会になりますよ。子どもたちも身近な行事として楽しめるはずです。
9月にぴったり!季節の歌とダンス
秋らしさを演出できる曲や振り付け付きの歌をご紹介します。どれも子どもたちが楽しめるものばかりなので、ぜひ誕生日会のプログラムに入れてみてください。
コオロギ
秋の虫がテーマのかわいらしい歌。季節感もあるので9月にぴったりです。
手遊び付き「赤とんぼ」
童謡の「夕焼け小焼け」とは別の曲で、振り付けがあるため子どもも参加しやすい内容です。
きのこ
「き き きのこ ♪」というフレーズが印象的。リズミカルで子どもが覚えやすく、思わず口ずさみたくなる曲です。
どんぐりころころ
小さい子どもでも知っている秋の定番ソング。世代を超えて愛されているため、安心して取り入れられます。
バナナくんたいそう
バナナをテーマにした体操で、フルーツ好きの子どもには大人気。誕生日会を盛り上げるのにうってつけです。
9月誕生日会の実施ポイント
季節感を取り入れる
9月は夏から秋への移り変わりを感じるタイミング。虫やお月見、きのこ、どんぐりなどをテーマにすると、子どもたちに自然の変化を伝えやすくなります。
誕生児が主役になれる工夫
あくまでも誕生月の子どもたちが主役です。インタビューをしたり、特別な役を用意したりして、当事者が注目を浴びられる仕掛けを作りましょう。
参加型の要素を増やす
ただ観ているだけだと子どもは飽きがち。全員が参加できるダンスやクイズ、手遊びなどを挟むと最後まで集中しやすくなり、お誕生日会全体が楽しい雰囲気に包まれます。
まとめ:子どもたちの笑顔がいちばんのご褒美
9月は10月の運動会に向けた練習も始まり、先生方にとって慌ただしい季節ですよね。運動会の練習と同時進行で誕生日会の準備をするのは大変だと思います。
しかし、こういった行事を通じて子どもたちの笑顔が見られるのは、保育の醍醐味でもあります。無理のない範囲で計画を立てつつ、子どもたちと一緒に楽しめる誕生日会をつくりあげてください。
この記事で紹介したアイデアが、先生方のお役に立ち、思い出に残る9月の誕生日会になることを願っています。
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