ドライアイスで科学遊び!子供も安心の楽しい実験

冷凍食品を買ったときによく見かけるドライアイスは、ただの保冷剤ではなく、面白い遊びのアイテムにもなります。

ドライアイスを水に入れると立ち上がる白い煙は、子供から大人まで魅了する不思議な光景です。

この煙を眺めるだけでも楽しいですが、さまざまな遊びに活用するのもおすすめです。

ただし、取り扱いには注意が必要です。誤った使用は大きな事故につながることがあります。

ここでは、子供も安心して楽しめるドライアイスの遊び方や注意点、正しい廃棄方法についてご紹介します。

目次

ドライアイスで楽しむ方法

煙を使った遊び方

煙をシンプルに楽しむ

一番簡単な遊び方は、水が入った容器にドライアイスを入れて、立ち上がる煙を楽しむことです。

煙を観察したり、手で触れたり、息を吹きかけたりしてみましょう。床に置いた容器から煙を出すと、まるで歌番組のステージのような雰囲気を楽しめます。

空気砲を作って遊ぶ

  1. ダンボール箱を組み立て、隙間がないようにテープで固定します。
  2. 箱の一箇所に空気が抜ける穴を開けます。
  3. 水とドライアイスを入れた容器を箱に入れ、煙を充満させます。
  4. 穴を開けた際に取り出した部分でフタをすると良いでしょう。

箱内に煙が満ちたら、フタを開けて箱を叩くと、穴からドーナツ状の白い煙が飛び出します。

柔らかい物体を膨らませる遊び方

ドライアイスは固体の二酸化炭素で、気化すると大きく膨張します。

水にドライアイスを入れると、白い煙を出しながら勢い良く気化します。以下に、安全な遊び方を紹介します。

スライムで包んで遊ぶ

  1. トレーにスライムを広げ、その上にドライアイスを置きます。
  2. スライムでドライアイスを包むと、気化によりスライムが膨らみます。
  3. スライムが破裂すると、再度包み直して楽しむことができます。

風船を膨らませる

砕いたドライアイスを風船に入れ、振ると膨らみます。水を少し加えると、より速く膨らみます。

ただし、ドライアイスの量や風船の破裂に注意してください。

泡を膨らませる

洗剤を入れた水にドライアイスを入れると、泡が大きく膨らみます。

次々と現れる大きな泡は、不思議な光景を楽しむことができます。

シャボン玉で遊ぶ

ドライアイスの煙の上でシャボン玉を飛ばすと、割れるまで宙に浮かび続けます。

これは、シャボン玉が二酸化炭素より軽いため、浮き続けることができるからです。

金属を使った遊び方

ドライアイスの上に金属を置くと、震えながら音を発します。

これは、金属周りで気化した二酸化炭素が、金属を持ち上げようとするが、重さで落ちてしまうためです。

スプーンやコインなど、様々な金属を試して、どのような動きや音がするかを楽しむのも面白いでしょう。

ドライアイスを扱う際の注意点

ドライアイスを触る際は保護手袋を着用する

ドライアイスは約-80℃と非常に冷たく、素手で触ると凍傷になる可能性があります。軍手や手袋を着用しましょう。

また、軍手や手袋が濡れていると凍傷のリスクがあるため、乾いたものを使用してください。

口に入れない

ドライアイスを口に含むと、粘膜に貼りつき、壊死の危険性があります。絶対に口に入れないでください。

密閉しない

ドライアイスが気化すると体積が約750倍になるため、密閉容器内での急激な膨張は危険です。密閉は避けてください。

お湯に入れない

お湯にドライアイスを入れると、急激に気化し、爆発する危険性があります。絶対にお湯に入れないでください。

換気を十分に行う

二酸化炭素は空気より重く、低い場所に溜まりやすいため、特に屋内での使用時は換気に注意してください。

頭痛や吐き気などの症状が現れた場合は、酸欠の可能性があるため、すぐに換気の良い場所で休ませてください。

ドライアイスの廃棄方法

ドライアイスは常温で自然に溶けるため、少量なら流しに置いておくだけで消えます。

大量にある場合は、バケツなどに水を入れて溶かすと良いでしょう。この際も換気に注意してください。

まとめ

ドライアイスで安全に楽しむためには、以下の3つの方法があります。

  • 煙を使った遊び
  • 柔らかい物体を膨らませる遊び
  • 金属を使った遊び

また、安全に遊ぶためには次のことに注意しましょう。

  • 保護手袋を着用する
  • 口に入れない
  • 密閉しない
  • お湯に入れない
  • 十分に換気する

家族でドライアイスを使って遊ぶ際には、これらのポイントに注意しながら、安全かつ楽しく遊んでください。

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