暑い季節になると、窓を開けて風を通したいのに網戸がない…。そんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実は、正式な網戸がなくても、うまく工夫すれば爽やかな風をしっかりと取り込む方法はいろいろと存在するんです。今回は主婦の視点から、取り付け方法や予算などの具体的な情報を交えつつ、役立つアイデアをまとめてご紹介します。
「虫の侵入を防ぎながら、部屋の空気を入れ替えたい!」
「子どもの安全確保も最優先に考えたい!」
「賃貸物件で原状回復が必要なので、簡単に外せる方法を探している」
「なるべくコストを抑えられる手段が知りたい」
こんな希望を持つ方でも心配は無用。自分の状況に合わせて選べる、さまざまな方法をこれから詳しく解説していきます。あなたにぴったりの方法がきっと見つかるはずですよ。
網戸の代わりになるアイテムはどんなもの?
簡単に取り付けられるマグネット式網戸
まずおすすめなのが、マジックテープで留めるタイプのマグネット式網戸です。窓枠に付属のマジックテープを貼り付けるだけで設置可能で、中央が磁石でパチッと閉じる仕組みなので、洗濯物を干すときなどの出入りがとてもスムーズです。
特に忙しい共働き家庭では、外出前に換気をしたいシーンで大活躍。磁石の部分をしっかり合わせておけば、隙間から虫が侵入することもほぼありません。
- 窓サイズを正しく測定(大きめを選びすぎると調整が難しい)
- 貼り付け前に窓枠の汚れを拭き取る
- マジックテープは強めに押さえてしっかり固定
- 磁石部分に過度な力をかけないよう注意
貼るタイプのシート状網戸
もう一つ人気なのが、シール感覚で貼るシート型の網戸。コストもお手頃で、取り付けも本当にシンプル。季節に応じて取り外しも可能なので、寒い時期は収納しておけば邪魔になりません。最近は花粉症対策用の高機能タイプやUVカット効果を備えたタイプも出回っています。
- 貼る前に窓枠の油分や汚れを除去(アルコールでの拭き取りがおすすめ)
- シワや気泡が入らないよう、端から丁寧に貼る
- 四隅をしっかり押さえて浮きを防ぐ
- 定期的に貼り直すと粘着力をキープできる
100均の材料で作るプチプラ網戸
実は、100均でそろえられるアイテムだけで、実用的な網戸を作り上げることができます。材料費は500円程度と家計にやさしく、短時間で仕上がるので試してみる価値は大いにあります。
必要なもの:
- 防虫ネット(色やメッシュの細かさを選択可)
- 両面テープ付きのマジックテープ(剥がしやすいタイプがおすすめ)
- 防水テープ(外側に貼る場合に役立つ)
- カッター(ネットをカットする用)
- メジャー(正確に測定するため)
防虫ネットは小さな虫が気になるなら、目の細かいタイプを。マジックテープは両面テープ付きのものを選ぶと、剥がすときにも窓枠を傷めにくいので安心です。
DIYで作る本格的な網戸の手順
もう少ししっかりした網戸にしたい場合は、DIYで一から作るのも手。詳しい作り方を下記にまとめました。
材料(全て100均で手に入るものを想定):
- 防虫ネット
- 両面テープ付きマジックテープ
- ガムテープ(補強用)
- マスキングテープ
- はさみまたはカッター
- メジャー
- アルコール(清掃用)
- 窓枠の幅と高さを正確に測定(複数箇所測ると◎)
- 測定値より少し大きめに防虫ネットをカット
- アルコールで窓枠を拭き、汚れや油分を除去
- 窓枠にマスキングテープを貼って下地を作る
- その上に両面テープ付きマジックテープを貼る
- 防虫ネットの端にマジックテープの反対面を装着
- 周囲をガムテープで軽く補強
- 隙間ができていないかチェックし、完成
賃貸にお住まいの方へのアドバイス
賃貸物件の方は、まず管理会社や大家さんに相談してみるのが得策。思わぬ形で問題が解決するケースも少なくありません。
- 無償で網戸を取り付けてもらえる場合がある
- 空いている部屋の網戸を流用できる可能性
- 提携業者に依頼することで工事費が安くなるかも
- 同じ悩みを持つ入居者と共同で対応してくれる可能性
相談の際は、今の悩みや予算を具体的に伝え、費用負担についても明確に話し合うことが大切。無断で工事をして後々トラブルになるのは避けたいところです。
網戸の代わりになる方法を選ぶときのチェックポイント
項目 | 内容 |
---|---|
予算 | 市販の簡易網戸なら2,000円~5,000円 100均DIYなら500円程度 業者へ依頼の場合は1万円前後が目安 |
耐久性 | マグネット式は2~3年 貼るタイプは1~2年 100均DIYなら3ヵ月~1年 正規の網戸なら5年以上 |
取り付けの手間 | マグネット式:約15分 シート型:約10分 100均DIY:約30分 正規の網戸は専門業者任せ |
見た目 | マグネット式は少し存在感あり シート型は比較的スッキリ 100均DIYは工夫次第 正規の網戸がやはり自然 |
まとめ
網戸がなくても、対策次第で夏の虫や暑さに悩まされることなく過ごせます。マグネット式やシートタイプ、100均DIYなど、多彩な方法からあなたの暮らしに合った選択肢を見つけてください。取り付けの難易度や耐久性、コストなど、何を優先したいかを考慮しながら決めると失敗が少なくなります。
これで、虫を気にせず快適な風を通せる準備は万端。ぜひ実際に試してみて、より快適な夏を楽しんでくださいね。
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