シマエナガを家庭で飼うことはできるのでしょうか?
また、この可愛らしい小鳥の生息環境や生態について詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。
こうした疑問にお答えするため、シマエナガについて詳しくご紹介します。
まず結論から申し上げますと、シマエナガの飼育は法律で禁止されています。
SNSで話題となっているその愛らしい姿に魅了され、さらに深く知りたいと思う方も少なくないでしょう。
私自身もシマエナガに魅了され、徹底的に調査を行ってきました。
この記事では、シマエナガに興味を持つ皆様に向けて、飼育が禁止されている理由や、生態、特徴などを詳しく解説いたします。
最後までお読みいただければ幸いです。
シマエナガの飼育に関して
愛らしいシマエナガを身近で観察できたら素晴らしいと思う方も多いでしょう。
しかしながら、シマエナガは「鳥獣保護法」に基づき、学術研究や保護目的以外での飼育が認められていません。違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
たとえ合法的に飼育が可能だったとしても、寒冷地を好む習性があるため、室内環境の維持が非常に難しいです。
そのため、野生の姿を観察することをお勧めします。
法律上、シマエナガは研究や保護目的以外での飼育が禁止されている野鳥です。
シマエナガの生態について【生息地情報も】
雪の妖精と称される、ふわふわとした姿が特徴的なシマエナガについて詳しく解説します。
分類学的位置
シマエナガはスズメ目エナガ科エナガ属に分類される亜種です。
身体的特徴
体長約14cm、体重約8gと、スズメに近い大きさですが、日本の野鳥の中でも特に小型に属します。
その驚くほど軽い体重には、多くの人が驚かれることでしょう。
外見的特徴
黒いくちばしと丸みを帯びた体型、長い尾羽が特徴的な愛らしい野鳥です。
頭部の一部と尾羽が黒く、体全体が白いのが目印です。
寒い季節には体温を保つために丸みを帯び、暖かい時期にはスリムな姿になります。
平均寿命
シマエナガの寿命は約2~3年です。
短いと感じる方もいるかもしれませんが、野鳥は一般的に寿命が短く、天敵も多い環境にあります。
その中でシマエナガは比較的長寿な部類に入ります。
生息環境
主にユーラシア大陸に分布し、日本では北海道から九州まで広く見られます。
日本には4つの地域型が存在し、
- 本州・・・エナガ
- 九州と四国・・・キュウシュウエナガ
- 対馬やユーラシア大陸・・・チョウセンエナガ
- 北海道・・・シマエナガ
と分類されています。
エナガは広範囲に見られる鳥ですが、地域によって
- 茶色みがかった体色
- 羽毛の質感が異なる
などの違いがあります。
SNSで人気を博しているシマエナガは、北海道特有の亜種です。雪の妖精とも呼ばれるその姿は、北海道の春先に観察できます。
寒冷な北海道の気候に適応した結果、本州のエナガと比べて白い体色と、防寒のために丸みを帯びたふわふわとした姿になったと考えられています。
シマエナガの個性的な特徴
シマエナガの興味深い特徴をいくつかご紹介します。
名称の由来
体長の半分ほどある長い尾羽が、江戸時代に柄の長い柄杓に例えられ、「エナガヒシャク」「オナガヒシャク」と呼ばれていたことが、現在の名称の由来とされています。
行動特性
愛らしい外見とは裏腹に、気性が荒く警戒心が非常に強い性格を持ち、常に警戒した行動を取ります。
見た目からは想像できない強い縄張り意識があり、約10羽の群れで生活します。
特に繁殖期には攻撃性が増し、縄張りに侵入してくる者に対して
- くちばしで攻撃
- 追跡行動
など、SNSでの愛らしいイメージとは異なる一面を見せます。
食性
主に小型の昆虫を捕食します。特に「アブラムシ」を好んで食べます。
鳴声パターン
通常時は「ジュリリリリ」と鳴き、警戒時には「ツリリリリ」と鳴きます。繁殖期にはオスが「チーチーチー」と鳴くなど、状況に応じて異なる鳴き声を発します。
繁殖活動
2月頃から、クモの糸やガの繭、自身の羽毛などを使って保温性の高い巣を作ります。
産卵後はメスとオスが交代で抱卵し、約2週間で孵化し、さらに2週間で巣立ちます。
つがいで協力して育児を行う姿は非常に印象的です。
まとめ
本記事では、
- シマエナガの飼育の可否
- 生態や特徴的な性質
についてご紹介しました。
その魅力的な姿に惹かれて飼育を検討する方も多いかもしれませんが、寒冷地を好む習性や強い警戒心から、室内での飼育は現実的ではありません。
自然環境での観察を楽しむことをお勧めします。
この情報が皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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