中学生向け自由研究ガイド:戦国時代の陣中食を実験してみた!

中学生向けの自由研究のまとめ方を詳しく解説します。

難しくてよく分からないという声をよく聞きますが、テンプレートや具体例を使ってわかりやすくまとめる方法をお教えします。

この記事の内容
  • 【自由研究】のまとめ方!中学生が書く内容・形式(構成)
  • 自由研究のまとめ方!具体例とポイントをセットで徹底解説
目次

自由研究のまとめ方:中学生向けガイド

今回は、中学生の自由研究のまとめ方について詳しく解説します。

夏休みの宿題の定番といえば自由研究ですよね。

小学校では工作が認められることもありますが、中学になると全員が研究という条件になることが一般的です。

自由研究の難しい点は、「何を書けばいいのか」、「どう書けばいいのか」が分からないことです。

そこで、まずはまとめ方のテンプレートをご紹介します。

自由研究まとめのテンプレート

  1. テーマ名(学年、組、氏名も)
  2. きっかけや目的
  3. 方法
  4. 準備する材料
  5. 結果
  6. 考察(別の方法を追加するならここ)
  7. まとめ(感想)
  8. 参考資料

この順番で埋めていけば、紙ベースでもデジタルベースでも問題ありません。

ネットで見かけるおもしろ実験サイトなども、基本的にはこの順番で記事が進んでいます。

それでは、それぞれの項目について具体的に説明します。

【自由研究】のまとめ方!中学生が書く内容・形式(構成)

自由研究は、先ほど紹介したテンプレートの順で進めるとスムーズです。

重要なのは、読みやすい区切りを設けることです。

手書きで用紙にまとめる場合も、デジタルで作成したものを印刷する場合も、読みにくいと先生の評価が下がる可能性があります。

そのため、各項目ごとに用紙を分けると良いでしょう。

手書きでまとめる場合、用紙の種類は自由です。

線がない紙や方眼紙など、書きやすいものを用意しましょう。

目安の枚数は以下の通りです。

  • テーマ名:表紙として
  • きっかけや目的:1枚
  • 方法と準備する材料:1枚以上
  • 結果:1枚以上
  • 考察:1枚以上
  • まとめと参考資料:1枚以上

表紙を含めて6~7枚あると、レポートらしくなりますね。

実際に実験や調査を行い、別の方法も試したい場合は、方法から考察までのプロセスを繰り返すと分かりやすくなります。

写真を撮ったりイラストを描いたりすると、かなりページ数が増えるのでおすすめです。

写真の印刷は、写真屋さんやコンビニのネットプリントを活用しましょう。

また、ページ数が増えるとホチキスで留められないこともあります。

その場合は、100円ショップや文具売り場にあるレールファイルを使うと良いでしょう。

ファイルにすることで、本棚に収納しやすくなり、後で見返す際にも便利です。

例えば、1年生で行った自由研究を見返し、その応用を2年生で行う場合も、ファイルで見やすくなります。

また、実際に書くときは、無理に上から順に埋める必要はありません。

テーマ名はタイトルに当たりますが、これに迷う人も多いです。

表紙に当たる部分なので、テーマ名が決まらなければ、先に目的や方法など他の部分を埋めていきましょう。

まずは書きやすい部分から進め、後で他を埋めると楽に感じます。

自由研究のまとめ方!具体例とポイントをセットで解説

ここでは、具体的なテーマに合わせて自由研究のまとめ方を解説します。

今回は、歴史に登場する戦国時代の陣中食について取り上げます。

【テーマ名】

「戦国時代の陣中食・兵糧丸は腹持ちがいいのか?」

テーマ名では、研究内容が明確になるようにしましょう。

例えば、「兵糧丸について」だけでは曖昧なので、もう少し具体的にすると良いです。

このようにテーマを具体的にすると、作って食べるところまで研究対象にでき、ボリュームも増やせます。

【きっかけや目的】

授業で戦国時代を学んだ際、資料集に陣中食が紹介されていました。

見た目はあまり美味しそうではありませんでしたが、これで体力を使う戦いをしていたのなら、現代で食べてもお腹がもつのか気になりました。

きっかけや目的と聞くと難しそうに感じますが、ふとした疑問を書くだけでOKです。

「もし~~ならこうなるのかなと思って」という形でifを考えて文章にすると、まとめやすくなります。

【方法・準備するもの】

部活動が午前中で終わる日に、その日の朝に食べてどれだけ腹持ちが良いか実験します。

朝は時間がないので、前日の夜に作っておき、陣中食らしさを出します。

材料

  • 白玉粉:大さじ3
  • 小麦粉:大さじ3
  • そば粉:大さじ3
  • きな粉:大さじ3
  • すりごま:大さじ3
  • 砂糖:適量
  • 水:適量
  • きな粉(まぶす用):適量

方法や準備は比較的埋めやすい項目です。

文章が苦手な人は、ここから始めると良いでしょう。

料理系の場合は作り方も載せると良いです。

準備するものの下に手順を載せると分かりやすいです。

【結果】

作る過程では、こねて丸める作業が面白かったです。

砂糖を多めに入れたので、甘くて食べやすかったです。

朝に2つ食べて部活動に行きましたが、きつい筋トレの日でも昼まで乗り越えられました。

腹持ちはあるといえばあるかもしれません。

ただ、一日部活動の日で昼食もこれだったら、「気持ちが落ち込んでいた」と思います。

実験の結果を淡々と記載します。

結果に基づいて考えたことは考察に書くので、まずは結果を淡々と記載しましょう。

【考察】

実際の戦いは命がけなので、「お腹空いた」とは考えていられなかったかもしれません。

そんな中で兵糧丸は、片手ですぐ食べられるので重宝されたのではないかと思います。

今回はスーパーで材料が揃いましたが、昔は豆などをつぶしていたので、もっと作るのが大変だったでしょう。

ここで、結果を踏まえて目的に対する答えを書きます。

今回は戦国時代の陣中食なので、実際に作って食べてみて感じたことを、戦国時代に当てはめて考えます。

感じたことを素直に書くのが結果に対する記述で、状況を考えて書くのが考察です。

この違いが分からなくなった場合は、結果を先に書いて次の日に考察に取り掛かるとメリハリが出ます。

【まとめと参考資料】

実際に食べられていた陣中食を知る良い経験になりました。

陣中食は見た目より美味しく、簡単に作れるので忙しい時代にも重宝されたと思います。

現代の日本は戦争はありませんが、地震が増えています。

地震で食料が不足した時に、この陣中食が応用できたら良いと思いました。

(参考資料名や参考URL)

結果と考察に比べ、まとめは少なめにします。

結果や考察とは異なる視点で感想をまとめると、良いまとめ文になります。

また、ネットから参考にした場合はURLを、本の場合は著者とタイトルを書きましょう。

まとめ

中学生の自由研究は、あらかじめテンプレートを作り、それに従って埋めていくスタイルにすると、まとまりのあるレポートが作成できます。

どんなに良い実験や調査でも、まとめ方が悪いとしっかり評価されません。

まとめ方をマスターして、今年だけでなく将来の自由研究にも役立てましょう。

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