丁寧に淹れた緑茶でホッと一息…心が落ち着きますよね。
寒い時期だけでなく、日常的に緑茶を楽しむ方も多いでしょう。
さて、美味しくいただいたお茶っ葉の出がらし、皆さんはどうしていますか?
- 捨ててしまう
- 何かに使えると聞いたことはあるけれど、具体的にどう使うのか分からない
実は私もその一人でした。
お茶っ葉の出がらしを捨てていたのです…。
でも、それはとてももったいないことだったのです!
日本の心である緑茶には、出がらしになってもたくさんの素晴らしい活用法があります!
この記事を読むと…
- お茶っ葉の出がらしの活用法が分かる
- 生活の知恵が身につき、主婦としての腕が上がる
- 毎日が少し豊かになる
私が調べたお茶っ葉の出がらし活用法を、この記事でお伝えします。
ぜひ、最後までご覧ください。
お茶っ葉の出がらし活用法5選!【節約/生活の知恵】
お茶っ葉の出がらし(=茶殻)の活用法は、主に次の5つです。
活用法5選
- 料理に使う
- 掃除に使う
- 肥料にする
- 消臭・脱臭に使う
- 美容に使う
これらの方法を知っていれば、お茶っ葉の出がらしを有効に活用できます。
乾燥茶殻の作り方
便利な知識として「乾燥茶殻」を覚えておきましょう。
お茶っ葉の出がらしは、用途によっては湿ったままでも良いですが、すぐに使わないと腐ってしまいます。
乾燥させておけば長持ちしますし、必要なときにすぐ使えます。
乾燥茶殻の作り方
- 作り方パターン1: 水気を切る→フライパンで乾煎りする。できあがり
- 作り方パターン2: 水気を切る→ザルや新聞紙に広げて天日干しにする。できあがり
時間を短縮したいときは、電子レンジで30秒ほど加熱してから作ると良いですよ。
お茶っ葉の出がらし活用法を5つ紹介
活用法1 料理に使う
お茶っ葉の出がらしの1つ目の活用法は【料理に使う】です。
料理に使用する際は、レシピに応じて「湿ったままの出がらし」と「乾燥茶殻」を使い分けましょう。
以下に、簡単なレシピを3つ紹介します。
ふりかけ
「乾燥茶殻」を使用します。乾燥茶殻をすりつぶし、塩とごまを混ぜます。
お好みで鰹節やじゃこを加えても美味しいです。
天ぷら
「湿ったままの出がらし」を使用します。
細かく刻んだ出がらしを天ぷらの衣に混ぜ、そのまま揚げます。
すりつぶした「乾燥茶殻」を衣に混ぜても良いでしょう。
炊き込みご飯
「乾燥茶殻」を使用します。
すりつぶした乾燥茶殻をお米と分量通りの水と一緒に炊飯器に入れて炊きます。
通常よりも蒸らす時間を長めにとるのがポイントです。
その他にも、クッキー生地に混ぜて和風スイーツにしたり、おひたしにしたりするのもおすすめです。
お茶の栄養は出がらしにこそたくさん詰まっています。
お茶として楽しんだ後は、食材として使い、栄養を余すことなく摂取しましょう。
以上、料理に使うお茶っ葉の出がらし活用法でした。
活用法2 掃除に使う
お茶っ葉の出がらしの2つ目の活用法は【掃除に使う】です。
お茶っ葉の出がらしが掃除に適している理由は次の通りです。
- お茶に含まれるカテキンが除菌効果を発揮する
- 抗菌作用でカビ対策になる
- もとは食材なので手荒れの心配がなく、赤ちゃんがいる家庭でも安心して使える
- 掃除が終わればそのままゴミとして捨てられるため手軽
では、具体的にどこでどう使えば良いのでしょうか。お伝えします。
キッチンの水回り掃除
「湿ったままの出がらし」を使いましょう。
お茶パックやガーゼ、古いストッキングなどでお茶っ葉の出がらしを包み、シンクや蛇口を磨くと、驚くほど綺麗になります。
台所で天然の抗菌剤としても機能し、一石二鳥です。
さらに、まな板や油汚れのついた食器、触れることの多い場所など、どこでも安心して拭けます。
注意点: ただし、お茶の色は染みやすいので、色移りが心配な場所は避けるか、濡れているうちに拭き取るようにしましょう。
掃き掃除に使う
掃き掃除にも「湿ったままの出がらし」を使いましょう。
玄関、畳、フローリングに撒いてほうきで掃き出すと、ほこりや砂を吸着し、細かなゴミまできれいにできます。
まんべんなく撒くより、一か所に置いた出がらしを転がすように掃くとより効果的です。
除菌効果に加え、消臭効果もうれしいですね。
注意点: 畳は湿り続けると傷むので、掃除後は乾拭きを忘れずに。掃除後に香るお茶の香りが素敵です♪
お茶っ葉の出がらしの2つ目の活用法は【掃除に使う】でした。
活用法3 肥料にする
お茶殻は【家庭菜園の肥料】としても使えます。
肥料にする際は、必ず「乾燥茶殻」を使いましょう。
湿ったままだと腐敗する可能性があるため、しっかり乾燥させてから土に混ぜてください。
お茶っ葉の出がらしの3つ目の活用法は【肥料にする】でした。
活用法4 消臭・脱臭に使う
お茶っ葉の出がらしの4つ目の活用法は【消臭・脱臭に使う】です。
お茶の消臭効果は広く知られていますが、出がらしでもその効果は健在です。
消臭目的で使用する際は、湿ったまま使うか乾燥させるかを状況に応じて使い分けましょう。
「湿ったままの出がらし」を使うのが良い場合
- 電子レンジ内の消臭:湿ったままの出がらしをレンジでチンする。
- 魚焼きグリルの消臭:湿ったままの出がらしをグリルに撒いておく。
「乾燥茶殻」を使うのが良い場合
- 玄関や靴箱、タンス、冷蔵庫内、トイレなどに置いておく。
- ブーツや靴の消臭:お茶パックなどで乾燥茶殻を包み、靴の中に入れておく。
- 灰皿やペット用トイレに乾燥茶殻を撒く。
乾燥茶殻を作る際、電子レンジでチンする方法をお伝えしましたが、湿ったままのお茶っ葉の出がらしをレンジで加熱すると、乾燥茶殻を早く作れるだけでなく、電子レンジの消臭も同時にできます。
一石二鳥ですね!
お茶っ葉の出がらしの4つ目の活用法は【消臭・脱臭に使う】でした。
活用法5 美容に使う
お茶っ葉の出がらしの最後の活用法は【美容に使う】です。
緑茶の成分がお肌をすべすべにしてくれます。
具体的な方法は以下の通りです。
美容に使う方法
- お茶っ葉の出がらしをお茶パックや木綿ガーゼで包んでお風呂のお湯に入れる。
- 入浴中、その袋でお肌を優しくマッサージする。
お風呂に入れる場合は、「湿ったままの出がらし」でも「乾燥茶殻」でも使えます。
また、お茶っ葉の出がらしをお風呂に入れるメリットは美容以外にもあり、次の点が挙げられます。
- アトピーや湿疹、水虫などの皮膚病にも効果的
- ニキビへの効果も期待できるので、思春期の子供や孫にも喜ばれるかもしれません。
注意点
効果を期待しすぎて新しい茶葉を使わないことが大切です。
緑茶の殺菌効果はアルコールより強いため、新しい茶葉を使うと乾燥しすぎて肌を痛める可能性があります。
まずお茶を楽しんでから、お風呂に入れてくださいね。
お茶っ葉の出がらしの5つ目の活用法は【美容に使う】でした。
まとめ
以上、お茶っ葉の出がらし活用法を5つご紹介しました。おさらいすると、
- 料理に使う
- 掃除に使う
- 肥料にする
- 消臭・脱臭に使う
- 美容に使う
次の項では、お茶っ葉の出がらしを活用する際に私自身が疑問に思ったことをまとめています。
ぜひ最後までお読みください。
お茶っ葉の出がらしを活用する際の疑問1【お茶っ葉は食べても大丈夫?栄養価は?】
出がらしというと、残り物のイメージがあり、料理に使うのは少し抵抗があるかもしれません。
そもそも、出がらしは食べても安全なのでしょうか?
栄養は残っているのでしょうか?
そう疑問に思う方も多いでしょう。
お茶っ葉は食べても問題ありません。
実際、お茶の栄養素の約7割は出がらしに残っているとされています。
お茶っ葉の出がらしに含まれる栄養素は以下の通りです。
- 炭水化物
- タンパク質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
- 茶カテキン(タンニン)
- カフェイン など
特に、お茶には溶け出さないビタミンAやビタミンEが出がらしにそのまま残っています。
お茶の聖地である静岡の世界緑茶協会でも、お茶っ葉の出がらし(=茶殻)を活用することを推奨しています。
食べ物を無駄にしないことは、古くから日本の美徳とされています。
お茶っ葉の出がらしを料理に活用することは、栄養を無駄なく摂取できるだけでなく、節約やエコにも繋がります。
出がらしを上手に活用できれば、主婦としてのスキルも一段と向上しますよ!
お茶っ葉の出がらしを活用する際の疑問2【緑茶以外に紅茶や他の飲み物でも活用できる?】
結論として、紅茶だけでなく、麦茶やコーヒーの出がらしも活用可能です。
それぞれの活用方法が異なるため、簡単にご紹介します。
紅茶の場合
- 消臭・脱臭に使う
- スイーツのアクセントとして使う
- 紅茶染めに使う
麦茶の場合
- 消臭・脱臭に使う
- 炊き込みご飯に入れる
- 入浴剤として使う
- シンクや蛇口の掃除に使う
- 排水溝のぬめり取りに使う
コーヒーの場合
- 消臭・脱臭に使う
- コーヒー染めに使う
特にコーヒーは、アンモニア臭の脱臭に優れています。
トイレやおむつゴミの消臭・脱臭に効果的です!
ハーブティーの場合
- 入浴剤として使う
- 消臭・脱臭に使う
- 虫よけに使う(ペパーミント、タイムなど)
- シンクや蛇口の掃除、食器の油汚れ落としに使う
- 肥料にする
私は最近ルイボスティーを愛飲しているので、ルイボスティーの出がらしパックでシンクなどをサッとこすったりしています。
食器の油汚れもよく取れますよ。
まとめ
お茶っ葉の出がらし活用術5選
- お料理に使う
- お掃除に使う
- 肥料にする
- 消臭・脱臭に使う
- 美容に使う
活用術以外のまとめ
- お茶っ葉の出がらしは、食べても大丈夫
- お茶っ葉の出がらしには、全体の7割ほどの栄養が残されている
- 緑茶以外に、紅茶・麦茶・コーヒーなどの出がらしも活用できる
いかがでしたか?
お茶は飲むだけでなく、出がらしになってもさまざまな場面で活用できることが分かりましたね。
お茶っ葉の出がらしを上手に活用することで、エコや節約に繋がります。
あなたの主婦としての腕も上がり、あなたやご家族の生活を少し豊かにしてくれるでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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