一目惚れした相手と徐々に好きになった相手では、アプローチの方法を変えるべきでしょうか?
このタイトルを見て、そんな疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。
「孫子・謀攻」の中で「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉は非常に有名ですが、実は続きがあります。
それは「彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」です。
相手を理解することも大切ですが、自分自身を理解することも同様に重要です。
一目惚れという特異な状況下で自分の心理状態を把握することで、異性との良好な関係を築く確率が高まります。
一目惚れの3つのパターンとその対策
最近の研究では、一目惚れには主に3つのパターンがあるとされています。
- 自分と似たタイプの人に出会う
- 以前から理想としていたタイプに出会う
- 自分とは全く異なる遺伝子を持つ人に出会う
まずは(1)のケースについて説明します。
自分と似たタイプの人には親近感や安心感を抱くことがあります。
これが一目惚れの要因となることがあります。
例えば、ボーイッシュな女性やガーリッシュな男性が、時代や場所を問わず一定の人気を持つのもその一因です。
次に(2)について説明します。
「これが理想だ!」と心に描いていたイメージに近い相手には、自然と親近感や安心感を抱くことがあります。
これも一目惚れの要因の一つです。
最後に(3)について説明します。
人は生まれながらにして未知のものに対する憧れを抱くことが多いです。
これが一目惚れの原因となることもあります。
また、遺伝子の多様性は種の存続に不可欠であり、このタイプの一目惚れは遺伝子の指令によるものと考える人もいます。
それぞれの一目惚れパターンに応じたアプローチ方法を以下に紹介します。
同調テクニックを活用する
(1)のパターンで一目惚れした場合に効果的な心理テクニックです。
自分と相手に似た点があると感じた場合、それが完全な誤解でない限り、相手も同様の印象を持っている可能性が高いです。
このタイプの一目惚れは、他のパターンと比べてアプローチがうまくいく確率が高いです。
「似た者同士は長続きしやすい」という古い言い伝えもあります。
重要なのは、自分と相手の共通点を強調することです。
相手の仕草や口癖を模倣する「同調テクニック」が効果的です。
リラックス法を取り入れる
(2)のパターンで一目惚れした場合に有効な心理テクニックです。
理想的な相手に出会った場合、自分は親近感や安心感を感じるかもしれませんが、相手が同じように感じているとは限りません。
自分だけが緊張して体が硬直したり、声が震えたり、顔が赤くなったりすると、逆に「怪しい」と思われるリスクがあります。
一目惚れした相手の前で緊張するのは仕方ありませんが、自己緊張をコントロールすることが重要です。
スポーツ選手にも利用される「リラックス法」が有名で、体の筋肉をほぐすことで心の緊張を和らげる方法です。
筋肉がなかなかほぐれない場合は、全身に力を入れてからリラックスすることが効果的です。
香りに注目する
(3)のパターンでの一目惚れは、遺伝子レベルの影響が強いので、「運命の相手だから自分の感情を抑えられない」といった状態になりやすいです。
遺伝子の多様性は種の存続に必要ですが、相手との遺伝的違いを判断するのは「香り」です。
実際、香水などの香りが(3)のパターンの一目惚れを引き起こすこともありますので、自分の感覚が正しいかどうか確認することが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一目惚れした相手と徐々に好きになった相手では、アプローチの方法に違いがあるという話でした。
意外に思われるかもしれませんが、この内容が納得いただけたのではないでしょうか?
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