年末と言えば、家の大掃除が定番です。
我が家では伝統的に、大晦日には朝早くから家族全員で掃除に取り組んできました。
そして、お風呂に入って、家も自分たちもすっきりさせて、新年を迎えるのが習慣でした。
ところで、ご存じでしたか?
年末掃除には、避けるべき日やNGな行動があるんです。
この記事では、年末の大掃除における避けるべき日やその理由、そして掃除を始める適切な時期についてまとめてみました。
避けるべき日とその理由
実は、大掃除に避けるべき日があるのは大晦日です。
これはちょっと意外かもしれませんね。
なぜなら、大晦日は年末の大掃除の日というイメージが強いからです。
では、なぜ大晦日に掃除を避けるべきなのでしょうか?
実は、この日は【神様を迎える日】とされており、掃除を控えるべきだと考えられています。
大事な神様を迎える日に忙しくしていると、神様が来にくくなるかもしれません。
なので、大晦日に忙しくしている我が家は、もしかしたら運が悪いのかもしれませんね(笑)。今年は早めに掃除を済ませて、ゆっくりと年神様を迎えたいと思います。
大掃除の起源は平安時代にさかのぼり、「煤払い」が始まりとされています。
煤払いは、単に清潔にするだけでなく、「悪霊や厄を払って、年神様を迎えましょう」という意味合いがあります。
年神様はお正月に各家庭を訪れ、その年を守ってくれる大切な存在です。
ですから、きれいな状態で迎え入れることが大切です。
きれいな家は心もすっきりし、気持ちも良くなります。
掃除をしながら、1年間の不運も一緒に捨てて、ゆったりと年神様を迎えましょう。
掃除を始めるのはいつがベスト?
大晦日の掃除を避けるべきということは理解しましたが、ではいつから始めるのが適切でしょうか?
年末の雰囲気を感じたら?
大晦日の前日に終われば問題ないでしょう。
いつでもいいのでは?
と思うかもしれませんが、実はいつでもいいわけではなく、12月29日は忌み数の【9】が付くため縁起が悪いとされています。
結論として、12月13日から少しずつ掃除を始めて、28日までに終えるのがベストだと考えられます。
なぜ12月13日からかというと、江戸時代ではこの日(鬼宿日)に煤払いを行っていたからです。
鬼宿日は結婚式以外は全て吉日とされ、年神様を迎える準備を始めるのに適した日とされていました。
13日から28日の間に、休日を利用して「今日は玄関を」「今日は水回りを」と段階的に進めると良いでしょう。
しかし、仕事や家事、育児で忙しい方も多いかと思います。
そういった場合は、最低限の掃除でも構いません。
「掃除しなくては」とプレッシャーを感じると、ストレスになり、リラックスして新年を迎えることができません。
健康にも良くないですよ。
玄関、キッチン、バスルームや洗面所など、日常的によく使う場所がきれいだと、「掃除した!」と実感でき、気分も上がりますね。
掃除中に避けるべきこと
掃除をする際に注意すべきことをいくつかご紹介します。
最も重要なのは、窓を閉めたまま掃除を始めることです。
部屋の古い空気を外に出し、掃除によって舞い上がるホコリを排出するためにも、換気は必須です。
窓を開けて掃除することで、一年間の汚れを外に出す感覚があり、掃除のモチベーションも上がります。
もう一つ、年末の大掃除で避けるべきことは、整理整頓です。
大掃除の主な目的は、汚れを取り除くことです。
整理整頓は日頃から心がけましょう。
例えば、本棚を整理していると、アルバムを見つけてしまい、気づけば時間がたってしまうこともありますよね。
さらに、大晦日に避けるべきこともあります。
それは洗濯です。
服(福)を洗い流すことになり、年神様の福を流してしまうためです。
我が家でもこれは毎年のように行っていましたが、今年は控えなければなりません。
また、普段はサイズが合わなくなった子供服や、穴が開いた服を雑巾として掃除に使っていますが、これも福が流れるとされるので、年末は控えるようにしましょう。
大晦日は仕事をせず、のんびり過ごすことが大切です。
1年間の疲れを癒し、大晦日くらいは主婦の方々も休息を取るのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
大晦日に大掃除をしてはいけないというのは、ちょっと意外でしたね。
今年は早めに大掃除を済ませて、リラックスして年末年始を過ごしたいと思います。
皆さんのお家にも素敵な年神様が訪れますように。
それでは、良いお年をお迎えください。
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