「お子さんにはどんな習い事をさせていますか?」
この質問は、幼稚園や保育園でよく聞かれますよね。
実は、子どもの脳は3歳までに約80%、6歳までに約90%が発達するとされています。
そのため、賢く育てたいと思う親御さんは、子どもの記憶力を高める習い事に興味を持つことでしょう。
私の子どもも、3歳から様々な習い事を経験し、10歳になりました。
その経験から、記憶力アップに効果的な習い事や、親子での関わり方についてお話しします。
この記事を読めば、迷っていた習い事を決める手助けになるかもしれません。
また、日常生活で簡単にできる記憶力向上法もぜひ試してみてください。
記憶力を高める習い事
記憶力は、生まれ持った能力だけでなく、日々の習慣や環境によっても変わります。
特に記憶力向上に効果的とされる習い事には、以下のようなものがあります。
- ピアノ
- そろばん
- 英会話
- 速読
- 作文教室
- プログラミング教室
これらの習い事がなぜ記憶力向上に役立つのか、その理由を見てみましょう。
ピアノ
楽器を演奏することは、記憶力を高めると言われています。
特にピアノは、楽譜を見ながら両手と足を使って演奏し、音を聴くという複数の動作を行います。
これにより、脳が活性化され、記憶力が向上すると考えられています。
そろばん
そろばんは、記憶力を司る右脳を活用します。
正確な計算のためには、数字をしっかりと記憶し、玉を動かす必要があります。
この練習により、集中力や記憶力が鍛えられるとされています。
英会話
言語学習は、聞く、話す、読む、書くという様々な感覚や機能を使用します。
外国語を学ぶことは大きな刺激となり、単語や文法の記憶を通じて記憶力が向上します。
速読
速読は、文章を早く読む技術だけでなく、文字をイメージで理解し記憶する力も鍛えます。
繰り返し読むことで記憶に残りやすくなり、記憶力が向上すると言われています。
作文教室
作文を書くためには、何度も考えを反復し、まとめ、表現を考える必要があります。
このプロセスが記憶力を鍛えるとされています。
プログラミング教室
プログラミングは、キーボード操作や論理的思考を要求されます。
このような活動が記憶力を向上させると考えられています。
習い事のメリット
幼児教育の無償化が始まった2019年以降、多くの人が習い事を始めるきっかけを得ました。
習い事は、普段の生活では体験できないことを学び、新しい出会いを提供します。
新しい可能性を発見できる
- 好きなことへの興味や好奇心を育てる
- 学校以外で新しい友達を作る
- 自分の能力を伸ばす力を養う
自分の成長を実感できる
- 自信がつく
- 新しいことに挑戦することがさらなるやる気を引き出す
- 多くの体験から知識や経験が増え、別のことにも挑戦しやすくなる
やり抜く力が身につく
- 習い事で感じた達成感や失敗から学ぶことで、前向きに物事に取り組む姿勢が身につく
- やる気が脳への刺激になり、記憶力向上にも効果がある
習い事を選ぶ際の注意点
習い事を始めてもすぐにやめてしまうと、時間とお金の無駄になります。
失敗を避けるためには、子どもが興味を持っているか、親の負担が大きすぎないか、やめるタイミングについて考えることが重要です。
子どもが興味を持っているか
興味があることを学ぶと、記憶力が高まります。
周りの友達や家族がやっていることを選ぶことも多いので、本当に興味があるのか子どもとよく話し合いましょう。
親の負担は大きすぎないか
習い事への負担を考えることが大切です。
金銭的な負担や送り迎えの時間、家族の予定や保護者同士の関係などがストレスになることもあります。
また、子どもの負担も考慮する必要があります。
始めるときにやめ時も決めておく
習い事を続ける条件ややめるタイミングをあらかじめ決めておくことで、子どもが挫折感を味わったり、傷つくことがないようにしましょう。
子どもの記憶力を向上させる親の関わり方
家庭での日常生活や体験を通じて、子どもの記憶力を大きく伸ばすことができます。
親子での会話や遊びが鍵となります。
散歩しながら会話をする
楽しい体験は脳を活性化させ、記憶しやすくなります。
散歩中の会話は、記憶力を高める良い機会です。
子どもに質問を投げかける
会話をする際には、子どもにたくさん質問をすると良いでしょう。
忘れかけていたことを思い出すことで、記憶力が鍛えられます。
ストーリーを作る遊びをする
いくつかのアイテムを使ってストーリーを作る遊びは、物事を結びつけて考える力を養います。
このような遊びは、記憶力を向上させる効果があります。
興味のあることを一緒に楽しむ
子どもが興味を持っていることを一緒に楽しむことが、記憶力を向上させる最も効果的な方法です。
記憶力が低い子どもの特徴
ワーキングメモリーという脳の機能が発達するにつれて、情報を一時的に記憶し整理する能力が向上します。
しかし、発達には個人差があり、ワーキングメモリーの弱さが原因で情報を記憶することが苦手な子どももいます。
一時的な記憶が苦手
読んだ内容を覚えていられない、思い出したこともすぐに忘れてしまうなどの特徴があります。
落ち着きがない
じっとしていられない、すぐに忘れてしまうため相手の期待に応えられないなどの特徴があります。
気が散りやすい
周囲の音や動きに反応してしまい、集中が続かないことが特徴です。
忘れっぽい
物をよくなくす、忘れ物が多いなどの特徴があります。
授業についていけない
黒板の文字を書き写せなかったり、教えられた内容を忘れてしまうため、授業についていくのが難しいことがあります。
記憶力が低い子どもへの親の対応
親の対応が子どもの記憶力を低下させてしまうこともあります。
以下のような対応は避けるべきです。
子どもの話をながら聞きする
子どもの話を何かをしながら聞いてしまうと、子どもは不安を感じ、記憶力が低下する可能性があります。
上手くできたことを褒めない
褒められることでやる気が出て、記憶力が高まります。
間違いをその場で訂正する
間違いをすぐに指摘すると、子どもは緊張してしまい、記憶力が低下することがあります。
夜更かし&朝寝坊をさせる
十分な睡眠が得られないと、記憶力が低下します。
朝の光を浴びることで、一日を活動的に過ごすことができ、夜の睡眠も促されます。
記憶力を伸ばす習い事と親の関わり方のまとめ
記憶力を伸ばす習い事には、ピアノ、そろばん、英会話、速読、作文教室、プログラミング教室などがあります。
これらの習い事は、脳への刺激が多く、繰り返し行うことで記憶力が向上します。
習い事のメリットとしては、新しい体験ができることや、成長を実感できることが挙げられます。
習い事を選ぶ際には、子どもの興味や親の負担を考慮し、やめるタイミングも決めておくことが重要です。
親の関わり方としては、散歩しながら会話をしたり、質問を投げかけたり、ストーリーを作る遊びをすることが効果的です。
記憶力が低い子どもの特徴としては、一時的な記憶が苦手であったり、落ち着きがなかったりすることがあります。
親の対応としては、子どもの話をしっかり聞いたり、上手くできたことを褒めたりすることが大切です。
また、十分な睡眠を確保することも重要です。
この記事を参考にして、子どもの記憶力を伸ばす習い事や親子での関わり方を考えてみてください。
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