1961年にアメリカで誕生し、世界中で愛されているハーゲンダッツは、スーパーやコンビニで気軽に購入できる身近なアイスクリームです。
小さなご褒美として食べたくなることもあるでしょう。
季節ごとに新しいフレーバーが登場するのも、ハーゲンダッツの魅力の一つです。
しかし、アイスクリームを食べると太ってしまうのではないかと心配する方もいるでしょう。
今回は、以下の疑問について考察します。
- ハーゲンダッツは太りやすいのか?
- 高カロリーは太りやすさに関係するか?
- 高脂質は太りやすさに関係するか?
これらの点について詳しく見ていきましょう。
ハーゲンダッツは太りやすいのか?
ハーゲンダッツの成分には、クリーム(生乳)、脱脂濃縮乳、砂糖、卵黄、バニラ香料などが含まれています。
さらに、フレーバーによって様々な材料が加わります。気になるカロリーと脂質について詳しく見ていきましょう。
糖質・カロリー
通常サイズ(110g)のカップ1個あたりのカロリーは、200~300kcalです。特に人気のバニラフレーバーは、1個あたり244kcalとなっています。他のアイスクリームと比較すると、カロリーは高くない傾向にあります。
脂質
通常サイズ(110g)のカップ1個あたりの脂質は、約20~28gです。アイスクリームは乳固形分と乳脂肪分を原料として作られるため、脂質が高めです。これにより、濃厚なミルクの味わいを楽しむことができます。ハーゲンダッツに含まれる脂肪分は以下の通りです。
- 無脂乳固形分:10.0%
- 乳脂肪分:15.0%
- 卵脂肪分:0.8%
上手に食べれば太りにくい
成人の1日の間食の目安は200kcalです。ハーゲンダッツを1個食べると、わずかにオーバーしますが、1個であれば特に太る心配はありません。
しかし、トッピングを加えたり、他の間食を摂取したりすると、間食の目安を超えるため、食べ合わせに注意が必要です。
高カロリーは太りやすい?
ダイエット中には、食品選びや食事の際にカロリーを重視することが多いです。
高カロリーの食品を摂取すると太ると考える方も多いでしょう。カロリー過多について説明します。
カロリーを多く摂取すると太る
カロリーは、私たちが生活するために必要なエネルギーの単位です。
「カロリーを多く摂取すると太る」というのは、1日に必要なエネルギーを超えた分のカロリーが体脂肪として蓄積されるためです。
食事で摂取した体脂肪を減らすためには、多くのエネルギーを消費する必要があります。
カロリーや栄養素を過剰に摂取することは、体に悪影響を及ぼす可能性があります。
日常的に様々な食材をバランス良く摂ることが重要です。
一日の基礎代謝を把握する
基礎代謝とは、人が生きていくために必要な最低限のエネルギーです。
横になった状態で体を動かさず、肉体的・精神的に安静な状態で1日で消費するエネルギーを基礎代謝と言います。
基礎代謝量を知ることで、食事や体重管理がしやすくなります。
基礎代謝量は計算式で求めることができますが、年齢や体重、性別によって異なるので、自分の基礎代謝量を調べてみてください。
高脂質は太りやすい?
脂質は、植物性油のような液体の油と、バターのような固体の脂に大きく分けられます。
脂質は3大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)の中で最もカロリーが高く、1gあたり9kcalです。
そのため、脂質が高い食品を摂ると太りやすいと言われています。
太る原因
脂質は、炭水化物やたんぱく質の約2倍のカロリーを含んでいます。
調理過程で脂質が多く使用されることもあり、知らず知らずのうちに過剰摂取し、体重増加に繋がることもあります。
また、脂質の摂り過ぎは、肥満や生活習慣病のリスクも高めるため、注意が必要です。
摂り過ぎを防ぐためには、肉の脂身を控えたり、乳製品の摂り過ぎに注意したりすることが重要です。
脂質が必要な場合も
脂質はカロリーが高いという悪いイメージがありますが、炭水化物と同様に重要なエネルギー源です。
また、脂質は体温を保持したり、脂溶性ビタミンの吸収を促進したりする働きもあります。
脂質の中でも、魚の油に含まれる不飽和脂肪酸などの良質な油は積極的に摂りたいものです。
まとめ
「ハーゲンダッツは太る?太らない?低糖質で太りにくいという噂は本当?」について考察しましたが、いかがでしたか?
この記事の要点をまとめると:
- ハーゲンダッツは乳脂肪分を原料にしているため、脂質が高い
- ハーゲンダッツ1個あたりのカロリーと、1日の間食目安はほぼ同じ
- カロリーの過剰摂取は、消費しきれなかった分のカロリーが体内に脂肪として蓄積されるため太る
- 脂質は三大栄養素の一つで、炭水化物、たんぱく質の約2倍のカロリーが含まれている
- 良質な脂質を摂ることは、むしろ健康に良い影響を与える
今回は私たちに馴染みのあるハーゲンダッツを例に、カロリーと脂質について考察しました。
太らないために大切なのは、偏った食品を食べ過ぎないことと、適量を守って摂取することです。この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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