譲り受けた品は一方的に受け取ることが多いため、どのように感謝を示すべきか悩むこともあるでしょう。
この記事が譲り受けた品に対する感謝の表し方についての参考になれば幸いです。
「譲り受けた品に感謝は不要」という温かな心
先日、妻が友人から譲り受けた洋服に対して菓子をお礼として渡した際、
「譲り受けた品に感謝は不要」と言われたそうです。
要するに、
「不要になったものを渡しただけだから気にしないで」ということで、友人のさっぱりとした態度が伝わってきました。
このさっぱりとした感じは個人的には好きですが、妻は少し拒否されたように感じて戸惑いました。
しかし、これはある種の温かさではないでしょうか。
「気を使わなくてもいいよ」という直接的な言葉は表面的に受け取りがちですが、「感謝は不要」と言われると本当に気を使う必要がないと感じられるかもしれません。
田舎暮らしの友人ネットワークのおかげで、譲り受けた品のやり取りが頻繁にありますが、「譲り受けた品への感謝」については皆、気を使っているようです。(本音を探る人も多いでしょう…)
そんな時、「感謝は不要」とはっきり言われると、少し気持ちが軽くなるように感じます。
お礼はお土産の菓子でちょうどいい?
譲り受けた品への感謝として、ちょっとした菓子を渡すことが一般的です。旅行のお土産として買ってくることがほとんどで、わざわざ買いに行くことは少ないでしょう。
金額はだいたい2,000円から3,000円前後が適切です。これくらいの価格なら、過剰でも少なすぎでもなく、ちょうど良いと感じます。
自分が受け取る側になった時、旅先でわざわざ買ってきてくれたことに感謝し、過大なお礼ではないので気兼ねなく受け取れます。
旅行先の特産品や美味しい菓子をもらえるととても嬉しいですし、譲りたいランキングの上位に急上昇することでしょう(笑)
手紙や感謝状でのメッセージに感じること
丁寧な友人からは手紙をもらうこともあります。
かわいらしい便箋に手書きで書かれた感謝の言葉は、心がこもっているように感じて嬉しいものです。
たまに、気合いの入った感謝状のような手紙をくれる人もいますが、力が入りすぎていない便箋と手書きのバランスが一番良いように感じます。
妻も何度か手紙を書こうとしましたが、なかなか上手に書けず断念したことがあります。
「意外と裏では時間をかけて書いた手紙なのかも…」と、実際に書く側になって気付くこともありますね。
商品券や図書カードなどの金券をもらうのはどう思う?
最近はあまり見かけませんが、過去に商品券や図書カードをもらったことがあります。
譲り受けた品だけで商品券3,000円とかは、少し過剰ではないでしょうか。
「それなら新品の洋服を買えるのでは?」と思います。
物には好みがあるので、使い勝手の良いものでお礼をする方が良いという意見もありますが、金額が直接表れるため、どうしても大きな金額になりがちで、結果的に過剰になりやすいのが商品券や図書カードのような金券のお礼ではないでしょうか。
譲り受けた品への感謝の相場が気になるときは
結局、譲り受けた品に限らずお礼の量はその人との関係性によって変わると思います。
なので、相場はないと言った方が正しいでしょう。
ただ、感覚的なもので菓子を渡すにしても高額すぎず少額すぎずという価格帯のようなものはあるでしょう。明確な金額はないでしょうけれど、少なくとも1,000円以上は考えるでしょうし、5,000円の菓子だと過剰かなと感じるかもしれません。
どうしても相場が気になるのであれば、珍しいものをお礼にすれば金額ではない希少性が付加されるので相場から外れたとしても問題はなくなるでしょう。昔で言うと、並ばないと買えない生キャラメルなどをもらったら、数百円のものでもお礼として十分ですね。
実は、以前友人に何かのお礼で当時貴重だった生キャラメルをもらったのですが、今でも覚えているほどとても嬉しかったです。これなら相場を考える人は絶対に選ばないでしょう。
お礼のタイミングは急がない方が良い
譲り受けた品に限らず、何か物をもらってもすぐにお礼をする必要はないと思います。むしろ急がない方が良いです。
妻はこのタイプで、何かもらったらすぐに「お礼をしなければ」と言い出します。
おそらくもらった恩をすぐに返してチャラにしたいという気持ちがそうさせるのでしょう。(急いでお礼をしたがる人ほど、お礼が済んだらその恩を忘れがちです。)
すぐにお礼をされると「これでチャラね」と言われているような気がして少し悲しいです。
それよりももらったことを覚えていて、数ヶ月後に旅行先のお土産を渡すなどの方が相手も喜ぶでしょう。
まとめ
譲り受けた品への感謝がないのは当然かと言われると、それは人それぞれの価値観によるところがあるので一概には言えませんが、不要になったものを渡しているわけですから、過剰なお礼は不要という人が多いでしょう。
しかし、一方的にもらい続けるのも気が引けますし、相手としても適度なお礼をする人がいればそちらに渡したくなるのも人情です。
その際のお礼については、過剰になりすぎず、適切なタイミングで行えば相手にも気を遣わせすぎずに適切なお礼になるでしょう。
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