誰でもできる占い師への道:心理学と小道具の使い方徹底解説

占い師になるには、特別な霊感や超能力が必要というわけではありません。

しかし、心理学の知識を持ち、他人を見抜くコツを掴むことが求められます。

占い師として成功するためには、心理学のバーナム効果を理解し、コールドリーディングを使って対象者から情報を引き出し、適切なアドバイスをする技術が重要です。

ただ「占い師」と名乗るだけでは不十分で、他者に役立ち評価を得るためには、心理学の知識が不可欠です。

バーナム効果やコールドリーディングに加え、プライミング効果や囮効果を駆使して信頼関係を築くことが大切です。

占い師として成功するには、心理学の理解が欠かせません。

小道具で占い師としての演出を強化

占い師は水晶やカードなどを使って、対象者の心理に働きかけます。

小道具を使わないと霊視のような印象を与えがちなので、使用をおすすめします。

プラシーボ効果に似た効果で、占いが当たるという印象を強めることができます。

プラシーボ効果とは、薬学的に効果のないものでも暗示で有効性を引き出す現象です。

占い師の小道具も同様の効果を持ちます。

使用する道具は、霊感を与えないように注意しましょう。

占い師になるには、統計学や心理学と認識されないようにするために小道具が重要です。

占い師としての立ち位置を曖昧にする

占い師になるためには、立ち位置を曖昧にする技術が重要です。

占いの源が統計学、心理学、霊感のいずれであるかを明確にしてしまうと、説得力が失われる可能性があります。

立ち位置を曖昧にすることで、対象者の印象を操作し、信頼性を高めることができます。

これにより、対象者が占いを信じる幅を広げることができるのです。

バーナム効果で相手を指摘する

占い師にとって、バーナム効果は重要な心理テクニックです。

占いの信頼性は、相手を正確に表現することにかかっています。

つまり、現在の相手を見抜くことが信頼の第一歩なのです。

テレビなどで活躍する占い師や霊感師は、このテクニックを多用しています。

バーナム効果とは、誰にでも当てはまることを、特定の相手だけに当てはまる特別なことと思わせる技術です。

この効果の理想的な使い方は、相反する特徴を提示することです。

例えば、人には弱い心と強い心の両方があります。

このバランスが偏ることはあっても、どちらか一方しかない人はいません。

見た目や話し方で情報を読み取り、どちらを先に述べるかを決めます。

気の弱そうな人には「あなたは押しが弱いですが、反面強い面もありますね」と言えば、大抵は当たります。

また、相反するわけではありませんが、「現状の自分に満足していませんね」と言えば、占いに来る人の多くに当てはまります。

テレビの霊感師や占い師の言葉を聞くと、このバーナム効果が使われていることがわかります。

プライミング効果で対象者の答えを導き出す

単に対象者のことを当てるのは難しいですが、心理学のプライミング効果を使えば、答えを導き出すことが可能です。

プライミング効果とは、予め設定した答えに導くために、対象者にその答えを連想させるテクニックです。

例えば、空を飛ぶものと言えば、本来なら鳥や生き物を想定できますが、先に“人工物”を刷り込むと、対象者は「飛ぶもの=人工物」を連想しやすくなります。

これを占いに応用すると、「玄関には何か飾り物がありますね」と尋ねると、対象者は飾り物に限定して連想します。

本来、玄関には靴や傘、玄関マットなど様々な物がありますが、対象者が一軒家に住む女性であれば装飾品が置いてある確率が高いのです。

一人暮らしの男性には当てはまらないので、この質問を避けるべきです。

こうして相手の生活状況を探り、多くの人に当てはまることを先に限定した連想をさせ、思った通りの答えに導くのです。

刷り込み洗脳効果で思考を変化させる

占いの初めから「あなたはこう考える人です」、「これが正しい道です」と繰り返し言うことで、対象者に当たっていると思わせることが重要です。

これにより、最終的に対象者は洗脳されたような状態になり、誤った答えでも当たっているように感じて満足します。

他の心理テクニックと併用することも大切ですが、対象者の現状をある程度言い当てておくことで信頼度が上がり、刷り込み洗脳効果は非常に有効に働きます。

重要なのは、表面的な部分ではなく、深層心理に働きかけることです。

この手法は恋愛心理テクニックとしても有効で、占いにも応用できます。

例えば、「私はあなたが好きです」と言うより「あなたは既に私のことが好きになっている」と言った方が効果的です。

これには、先に相手のことを言い当てて、理解されていると思わせることが必要です。

こうして相手に理解者と思わせることで、人は自分が思っていないことでも、深層心理で思っているかもしれないと勘違いしてしまいます。

「理解されている=当たっている」と考える人は多く、占い師になるためには欠かせないテクニックです。

占いの結果結論は断定しない

占い師になるには、占いの結果が対象者を満足させるものでなければなりません。

どれだけ上手に導いても、結論が納得できるものでなければ、対象者からの信頼を得ることはできません。

しかし、占いの結論を出すのは意外と簡単で、法則に従って導き出せば大抵の人は納得します。

結論を信頼させるためには、断定しないことが重要です。

対象者は占いの結果に対して悪い結果が出るのではないかと身構えています。

その緊張を利用し、最初に悪い結果を告げることで対象者は落ち込みます。

しかし、ここまでの方法論に従って対象者を導いて同調を得られていれば、悪い結果を覆せることを告げます。

これにより、緊張が急激に緩むことで対象者は思考せずに信用してしまいます。

さらに、「あなたの性格や考え方が悪い結果をもたらしている」と告げ、それを是正すれば良い結果が得られるとアドバイスします。

冷静に考えると当たり前のことを言っているだけですが、ここまでの言動によって当たり前の答えでも特別なものだと思わせることができます。

断定はしませんが、自信を持って伝えることが重要です。

どんな結論を導くにしても、緩急を利用し、相反することを告げ、覆すための注釈があることを対象者に理解させれば、すべての結果が正解となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここで紹介した方法論を活用すれば、誰でも占い師になることができます。

もちろん、相手の表情やファッション、話し方、顔つきなどを観察しながら、話す内容を柔軟に変える必要があります。

ここで述べた方法論が基本であり、占い師になるには観察力と話し上手であることが不可欠です。

しかし、これらのスキルは訓練次第で身につけることができます。

占い師になるには、対象者を読み取りながら曖昧な言葉で誘導することが最も重要です。

人はそれぞれ異なる存在です。

特別な能力がなくても、対象者の過去や未来を見通すことはできませんが、相手を読み取ることで最適な答えを出すことや理想的なアドバイスをすることができます。

占い師とは、占い師という形式をとった精神カウンセラーとも言えます。

他者の行動に影響を与えることから、テクニックを使う際には相手をしっかりと読み取り、適切なアドバイスに導くことを常に心掛けましょう。