お酒と食生活、ダイエットの敵はどっち?驚きの真実とは?

お酒と食事のどちらも魅力的で、ついつい摂り過ぎてしまうことがありますね。

でも、体重増加が気になるところです。

そこで今回は

  • 飲酒と食生活、どちらが体重増加の元凶?
  • 晩酌を続けると体重増加する理由
  • 食事で体重が増える原因

について紹介します。

飲酒と食生活、どちらが体重増加の元凶?

お酒のほうが太りやすい

一食分のご飯(140g)は約235cal、ビール(中ジョッキ)は約140cal、日本酒(一合)は約185calとされています。(引用:タニタ

この数字だけを見ると、ご飯の方がカロリーが高いように思えます。

では、なぜご飯よりもお酒の方が体重増加しやすいと言われるのでしょうか。

実は、単純なカロリー比較だけでは見落としがちな点があります。

お酒は夕食時に飲むことが多いですが、お酒好きな人はジョッキ1杯だけで終わらないことが多く、結果的に何倍もの量を飲んでしまいます。

そうなると、一食分のご飯のカロリーよりも多くなり、結果的にお酒の方が太りやすいと言われることになります。

さらに、お酒を飲んでいると、濃い味付けのおつまみが欲しくなりがちです。

濃い味付けのおつまみはカロリーが高く、おつまみを食べるためにさらにお酒を注文してしまうこともあります。

また、お酒を飲むと食欲が増進し、普段よりも多くのおつまみや食事を摂取してしまうこともあるでしょう。

これらの理由から、結果的にお酒の方が太りやすいと言われています。

お酒を飲んでも太らない人の秘訣は?

お酒を飲んでも太らない人は、おつまみや食事をあまり摂らず、お酒そのものを楽しむタイプが多いのではないでしょうか?

お酒のアルコールを肝臓で分解するにはエネルギー源となるカロリーが必要です。

お酒を飲んでも、その分解にカロリーを使っているため、体に蓄積されるカロリーはそれほど多くなく、太りにくいと言えるでしょう。

さらに、アルコールを摂取すると血流が良くなり、体温が上昇して代謝が良くなり、カロリーを消費します。

晩酌を続けると体重増加する理由

糖質が多い

お酒には糖質が多いものと、比較的に少ないものがあります。

糖質が多いお酒を毎晩飲み、おつまみも摂取すれば、体重が増えやすくなります。

では、糖質が多いお酒と少ないお酒にはどのようなものがあるでしょうか?

糖質が多いお酒には梅酒や果実酒など、砂糖がたくさん含まれるお酒や、カルーアミルクやカシスオレンジなどの甘いカクテルがあります。

また、ビールやワイン、日本酒など、酵母によってアルコールを発酵させるタイプのお酒は、発酵に使う糖が含まれているため、糖質が多いお酒です。

ビールなどは飲みやすいため、ついたくさん飲んでしまいがちですので、注意が必要です。

一方、糖質が少ないお酒には焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカなど、蒸留してアルコール濃度が高いお酒があります。

余計な成分が含まれていないため、糖質も少ないお酒です。

ただし、甘いソーダやジュースで割ってしまうと意味がありません。

水やお湯、無糖の炭酸で割ることをおすすめします。

梅干し割りは、梅干しのアミノ酸も摂れます。

アルコールの分解

お酒に含まれるアルコールを肝臓で分解するのには、カロリーが必要です。

同じカロリーでも、糖質や脂質からのカロリーよりも、実質的に吸収されるカロリーは少なくなります。

栄養がない

アルコール自体には栄養素がありません。

カロリーはあるものの、肝臓で分解する際にカロリーを消費してしまうため、結果的に栄養がない状態になります。

食事で体重が増える原因

糖質が含まれる

日本人の主食である白米が体重増加の原因と言われることがあります。

実際に、お米に含まれる糖質は血糖値を上昇させます。

また、主食である炭水化物のため、カロリーもそれなりにあります。

これらの「糖質」「血糖値」「カロリー」の3つのキーワードから、体重が増えやすいと考えられがちです。

しかし、甘いお菓子や揚げ物、パンなどと比較すると、体重が増えやすいとは言えません。

炭水化物を完全に排除すると、他の栄養素からエネルギーを摂取しようとして、脂質やたんぱく質の摂取が増えてしまい、食事に含まれるミネラルや食物繊維も摂れなくなります。

全体的な栄養バランスが悪くなります。体重を増やさない食事の取り方としては、野菜や海藻などもバランスよく摂取し、一汁三菜のような健康的な和食を目指しましょう。

また、玄米や雑穀米は白米よりもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。

白米を玄米・雑穀米に置き換えると、体に良い栄養素を多く摂取でき、体重増加を防ぐことができます。

もちろん、白米も他の食品も、過剰摂取は避けましょう。

まとめ

「お酒と食事の体重増加リスク」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • お酒も食事も体重増加の原因になるとは限らない。どちらも適度な量が重要
  • お酒は体重を増やしやすいおつまみを避け、過剰な摂取に注意
  • 食事は、玄米・雑穀米に置き換えたり、一汁三菜などの栄養バランスを意識する

となります。

お酒を飲んでも体重を増やさないためには、食欲増進によるおつまみの過剰摂取に注意してください。

フライドポテトや唐揚げなどの揚げ物と一緒に飲むお酒は美味しいですが、枝豆やお刺身、ナッツ、野菜スティックなどを選びましょう。

おつまみを工夫して作るのも楽しいですよ。