「クラスでディベートを取り入れたいけれど、テーマ選びに迷っている…」「子どもたちが積極的に参加できる話題ってどんなもの?」
そんな疑問をお持ちの方へ、最適な解決策をご紹介します。
ディベートを効果的に進めるための重要なポイントは、以下の2点に集約されます:
- 多様な見方ができる、バランスのよいテーマを選ぶ
- 現代の社会事情に即した内容を取り入れる
本記事では、小学生にぴったりのディベートテーマを38個厳選し、授業を成功に導くための具体策もお伝えします。ここで紹介する内容を活用すれば、より充実したディベート授業を進められるでしょう。
目次
実践で使える!小学生向けディベートテーマ38選
日常生活に関する基本テーマ
- 朝食は和食と洋食、どちらのほうが優れているか
- 学習ツールは紙とデジタルどちらが効果的か
- 自由時間とお小遣い、どちらが大事か
- テストによる学力評価は必要か不要か
- タイムマシンで行くなら過去か未来か
- 好きな季節は夏か冬か
- 遊び場は屋内と屋外どちらが良いか
- おやつは手作りと市販品どちらが好ましいか
- 移動手段は自転車と徒歩、どちらが好きか
- 休日は予定を詰め込むかゆっくり過ごすか
生活に身近なテーマは、子どもが普段の経験をもとに主張を組み立てやすく、自然な形で議論を始められます。
教育・学習に関するテーマ
- オンライン学習と対面学習、どちらが効果的か
- 宿題は必要か不要か
- 英語の勉強は何歳から始めるべきか
- 体育の授業を選択制にすべきか
- 学校の開始時刻を遅くするべきか
- 読書は紙の本とデジタルどちらが良いか
- 休み時間の長さは現状で十分か
- 通知表は数値と記述式、どちらが良いか
- 部活動は必須化すべきか
- 学校行事は増やしたほうが良いか減らすべきか
環境・社会問題に関するテーマ
- ペットボトルは便利か、それとも環境負荷が大きいか
- 公園は自然重視と遊具重視どちらが良いか
- 地域のお祭りは継続すべきか見直すべきか
- 観光客増加は地域にプラスかマイナスか
- 自動販売機は便利か無駄か
- 電子マネーをもっと普及させるべきか
- 国外との文化交流は必要か
- 地域ボランティア活動は必須化すべきか
- 動物と人間は共存可能か
- ゴミの分別をさらに厳しくすべきか
未来社会に関するテーマ
- AIを教育現場に導入すべきか
- スマートフォンの所持は年齢制限が必要か
- ロボットと人間は共存できるか
- 宇宙開発は重要か
- 未来の乗り物は空飛ぶ車か超高速列車か
- 仮想現実を教育に活用するべきか
- 現金は将来なくなるべきか
- 働き方は会社勤務かリモートか、主流になるのはどちらか
効果的なディベートテーマ選定のポイント
重要な3つの選定基準
- 対立意見が出やすい題材を選ぶが、優劣を決めない
- 子どもたちが将来的に直面する可能性がある社会問題を取り上げる
- 学年や理解度に合わせて難易度を調整し、誰でも意見を言いやすいようにする
実施時の注意点
円滑な進行のために
- 明確なルール設定
- 発言時間を決める
- 意見と理由をセットで述べる
- 相手を否定せず建設的に反論する
- 多様性の尊重
- 多数決だけで結論を出さない
- 少数派の意見を大切にする
- 異なる主張を学びの機会と捉える
- 全員参加の仕組みづくり
- 発言量が少ない子にも声をかける
- 小グループでのディスカッションを導入
- 発言カードなど道具を活用する
まとめ
ここで紹介した38のテーマと、スムーズに進めるためのポイントを活かし、ぜひディベート活動を充実させてみてください。ディベートは論理的な考え方やプレゼンテーション能力を高めるだけでなく、異なる価値観に触れる貴重な機会でもあります。
子どもたちが主体的に意見を持ち、周囲に伝えられる力を育むことは、将来の社会活動でも大きな強みとなるでしょう。ぜひ教室での議論を通じて、考える力と伝える力を伸ばしていってください。
コメント