誰もが愛するチョコレートは、贈り物や自分へのご褒美にぴったりです。
バレンタインやホワイトデーには多くの人がチョコを持ち歩きますが、その際に気になるのが、保管方法や持ち歩き時間によるチョコの溶けやすさです。
特に夏場や長時間持ち歩く場合、チョコが溶けるのは避けたいですよね。
実は、チョコレートは種類によって溶ける温度が異なります。
そこで今回は、以下のポイントについて詳しく説明します。
- チョコの種類ごとの溶けやすさ
- 持ち歩き方や保管方法
チョコが溶ける温度は種類によって違う!
まず、チョコレートを保存するのに適した温度は15度から22度とされています。
しかし、チョコレートには種類があり、使用されている材料によって溶ける温度が異なります。
チョコレートは主に以下の3種類に分けられます。
チョコレートの種類
- スイートチョコ(カカオバター、カカオマス、糖分で作られ、ビターチョコも含まれる)
- ミルクチョコ(全粉乳や脱脂粉乳などの乳製品を含むチョコ)
- ホワイトチョコ(カカオバター、砂糖、乳固形分で作られるチョコ)
チョコが溶けるのは主成分であるカカオバターが溶けるためで、カカオバターを多く含むほど溶けやすくなります。
また、乳成分が多いほど溶けやすくなるため、ホワイトチョコが最も溶けやすく、次いでミルクチョコ、最後にスイートチョコとなります。
その差は大きくありませんが、知っておくと便利です。
特に生チョコは非常に溶けやすいので注意が必要です。
カカオバターの融点は33度前後で、28度を超えると溶け始めるため、多くのチョコは28度を超えると溶けてしまいます。
市販のチョコパッケージに「28度以下の涼しい場所で保管してください」と書かれているのはこのためです。
生クリームを使った生チョコやトリュフチョコレートなどは特に溶けやすく、10度以下での保存が必要です。
チョコの持ち歩き方や保管方法は?
チョコレートが溶け始める温度は28度ですが、美味しく食べられる温度は18度から20度とされています。
最適な保存温度は15度から22度と前述しましたが、美味しさを保つにはさらに狭い温度帯が理想的です。
そのため、チョコを持ち歩く際には気温が20度以下なら常温で問題ありませんが、20度以上になる場合は保冷剤を入れた保冷バッグを使用することを推奨します。
特に生チョコは溶けやすいため、必ず保冷バッグに入れるべきです。
冬場でも室内の暖房が強い場合があるので、その際も保冷バッグが安心です。
チョコの保管は夏以外は常温が適していますが、暖房の効いた場所に置く場合は冷蔵庫に入れておくのが良いです。
ただし、冷えすぎると風味が損なわれたり、温度差で表面が白くなるブルーム現象が起こる可能性があるため、冷蔵庫の野菜室に入れるのがおすすめです。
また、チョコは光に弱く、他の食べ物のにおいを吸収しやすいため、冷蔵保存時にはアルミホイルに包み、ファスナー付きの袋に入れて保存しましょう。
食べる際は常温に戻すと美味しくいただけます。
まとめ
チョコレートは温度変化に敏感な繊細な食品です。
特にホワイトチョコなどの乳製品を含むチョコレートは溶けやすいため注意が必要です。
生チョコはさらに溶けやすいので、特に気をつけましょう。
涼しい日にはそれほど気にする必要はありませんが、暖かい室内に置く場合は冷蔵庫での保管が望ましいです。
その際、アルミホイルで包み、においが移らないように保存袋に入れましょう。
食べる前に常温に戻してからいただくのがベストです。
暖かい場所で持ち歩く場合は、保冷剤やドライアイスを入れた保冷バッグを使用すれば安心です。
おいしいチョコをしっかり楽しむために、これらの方法を参考にしてくださいね。
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