【例文付き】学校への電話が苦手な保護者様へ。欠席・遅刻・相談など用件別の伝え方とマナー

学校に電話をかけるとき、「忙しい時間だったらどうしよう」「何をどう話せばいいんだろう…」と、つい緊張してしまうことはありませんか?

特に、初めての連絡や急な要件のときは、余計に不安に感じるかもしれません。

この記事では、学校へ電話をかける際の具体的な会話の例文を、用件別にご紹介します。さらに、押さえておきたい基本マナーや、先生が不在だった場合の対応方法もまとめました。

この記事を読めば、自信を持って、スムーズに先生とコミュニケーションが取れるようになります。ぜひ最後までご覧ください。

【そのまま使える】用件別・学校への電話 完全会話例

電話をかける前に、伝えるべきことをメモにまとめておくと、落ち着いて話せます。ここでは、よくある用件別に会話の例文を見ていきましょう。

会話例1:子供が体調不良で欠席する場合

欠席連絡は、当日の朝、なるべく早く(始業10〜15分前まで)に連絡するのが一般的です。

<会話例>

保護者: 「お忙しいところ恐れ入ります。1年2組の〇〇(生徒名)の母、〇〇と申します。担任の〇〇先生はいらっしゃいますでしょうか?」

学校側: 「はい、少々お待ちください。(または)申し訳ございません、〇〇は今、電話に出ることができません。よろしければご用件をお伺いいたしますが。」

保護者: 「ありがとうございます。実は、娘が熱を出してしまいまして、本日は学校をお休みさせていただきたく、ご連絡いたしました。」

学校側: 「さようでございますか。お大事になさってください。明日のご予定はいかがでしょうか?」

保護者: 「ありがとうございます。明日は様子を見て、また朝にご連絡させていただきます。お手数ですが、〇〇先生にご伝言いただけますでしょうか。」

学校側: 「かしこまりました。お伝えいたします。」

保護者: 「よろしくお願いいたします。失礼いたします。」

【ポイント】

  • 誰が: 学年・組・氏名を最初に伝える
  • 理由: 欠席の理由を簡潔に話す(例:発熱、頭痛など)
  • 期間: いつまで休むか(未定の場合は「明日また連絡します」と伝える)

会話例2:遅刻する場合

遅刻の理由と、おおよその登校時間を伝えましょう。

<会話例>

保護者: 「お忙しいところ恐れ入ります。3年1組の〇〇(生徒名)の父、〇〇です。担任の〇〇先生にお取次ぎいただけますでしょうか。」

(先生につながった後)

保護者: 「おはようございます。朝早くに申し訳ありません。実は、息子が寝坊してしまいまして、30分ほど遅れて登校するかと思います。大変申し訳ございません。」

先生: 「ご連絡ありがとうございます。承知いたしました。気をつけて登校するようお伝えください。」

保護者: 「ありがとうございます。よろしくお願いいたします。失礼いたします。」

会話例3:忘れ物の問い合わせ

授業の妨げにならないよう、お昼休みや放課後にかけるのが望ましいです。

<会話例>

保護者: 「お忙しいところ恐れ入ります。2年3組の〇〇(生徒名)の母、〇〇と申します。忘れ物についてお伺いしたいのですが、ご担当の方はいらっしゃいますでしょうか。」

(事務の方などにつながった後)

保護者: 「本日、娘が教室に国語の教科書を忘れてきてしまったようなのですが、探していただくことは可能でしょうか。」

学校側: 「承知いたしました。確認して、折り返しお電話いたしましょうか?」

保護者: 「ありがとうございます。電話番号は、XXX-XXXX-XXXXです。もし教科書がありましたら、明日、クラスで預かっていただくことはできますでしょうか。」

学校側: 「かしこまりました。確認後、ご連絡いたします。」

会話例4:先生に相談したいことがある場合

個人的な相談事は、他の生徒がいない放課後などに、まずアポイントの電話を入れるのが丁寧です。

<会話例>

保護者: 「お忙しいところ恐れ入ります。5年1組の〇〇(生徒名)の母、〇〇です。いつもお世話になっております。担任の〇〇先生はいらっしゃいますでしょうか。」

(先生につながった後)

保護者: 「お忙しいところ申し訳ありません。息子の学校での様子について、少しご相談したいことがあるのですが、今、数分ほどよろしいでしょうか。もし難しければ、ご都合の良い時間帯を教えていただけますと幸いです。」

先生: 「ご連絡ありがとうございます。今でしたら大丈夫ですよ。どうかなさいましたか?(または)申し訳ありません、今少し立て込んでおりまして。本日の16時頃でしたらお時間取れますが、いかがでしょうか。」

保護者: 「ありがとうございます。では、16時頃に改めてお電話させていただきます。よろしくお願いいたします。」

押さえておきたい!学校への電話 基本マナー

ちょっとした心遣いで、よりスムーズなコミュニケーションが可能です。

1. 電話をかけるのに適した時間帯は?

先生方は多くの業務を抱えています。以下の時間を参考に、なるべく負担の少ない時間帯を選びましょう。

  • 比較的つながりやすい時間帯
    • 始業前の早い時間(例:8:00〜8:15頃)
      • 職員室に先生がいる可能性が高い時間帯です。
    • お昼休み(例:12:30〜13:00頃)
      • 先生が休憩中の場合もあるため、手短に用件を伝えましょう。
    • 生徒の下校後(例:15:30〜16:30頃)
      • 比較的落ち着いて話せる時間帯ですが、会議などで不在の場合もあります。
  • 避けるべき時間帯
    • 授業中
    • 始業直後や休み時間(子供たちの対応で多忙なため)
    • 給食の時間

2. 最初に伝えるべきことチェックリスト

電話がつながったら、まず以下の4点を簡潔に伝えましょう。

  • [ ] 自分の立場と名前(例:「〇年〇組の〇〇の母、〇〇です」)
  • [ ] 子供の学年・組・氏名
  • [ ] 担任の先生のお名前
  • [ ] 簡潔な用件(例:「欠席のご連絡です」「忘れ物についてです」)

3. もし担任の先生が不在だったら?

先生が不在の場合は、電話に出てくださった方に伝言をお願いしましょう。

  1. 「ご伝言をお願いできますでしょうか」と切り出す。
  2. 用件を簡潔に伝える。
    • 例:「〇〇(生徒名)ですが、熱があるため本日は欠席いたします。明日、改めてご連絡しますので、先生にお伝えください。」
  3. 複雑な話の場合は、かけ直す。
    • 「かしこまりました。では、先生のご都合の良い時間を教えていただけますでしょうか」と尋ねるか、「それでは、改めてこちらからお電話いたします」と伝えましょう。

電話以外の連絡手段も知っておこう

最近では、電話以外の方法で連絡を取れる学校も増えています。

  • 連絡帳
    • 先生に直接見てほしい、簡単な連絡事項(明日の予定の確認など)に適しています。緊急性の高い用件には不向きです。
  • 学校指定の連絡アプリやメール
    • 欠席や遅刻の連絡をアプリで完結できる学校が増えています。学校からの案内を確認し、ルールに従って活用しましょう。

【使い分けのヒント】

  • 緊急性の高い用件や、複雑な相談事: 電話
  • 事務的な連絡や、急ぎでない用件: 連絡帳やアプリ

ご自身の学校がどの方法を採用しているか、事前に確認しておくと安心です。

まとめ

今回は、学校への電話のかけ方について、具体的な会話例とマナーをご紹介しました。

  • 用件別の会話例を参考に、話すことを準備しておく
  • 最初に「学年・組・名前」をはっきり伝える
  • 先生方が多忙な時間帯はなるべく避ける
  • 先生が不在の場合は、丁寧にご伝言をお願いする

学校との円滑なコミュニケーションは、お子さんの学校生活をより良くすることに直接つながります。この記事が、あなたの電話に対する不安を少しでも軽くする手助けとなれば幸いです。自信を持って、連絡してみてください。

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