知らなかった芽キャベツの魅力|栄養価とおすすめ料理法を紹介

皆さんは「芽キャベツ」を使った料理を作ったことがありますか?

一般的なキャベツの方が手に入りやすいため、自分ではあまり調理しない方も多いかもしれません。

しかし、芽キャベツは栄養価がキャベツよりも豊富に含まれています。

小さいながらも健康に良い成分が詰まっており、積極的に取り入れたい野菜です。

今回は、芽キャベツの特徴や旬の時期、通常のキャベツとの違い、おすすめのレシピについてご紹介します。

芽キャベツとはどんなキャベツ?

芽キャベツの読み方は「めきゃべつ」です。

旬の時期は11月中旬から3月下旬で、主な生産地は静岡県です。

芽キャベツは、通常のキャベツを小さくしたような直径2.5cm~3cmのキャベツで、ベルギーが原産の野菜です。

日本には明治元年の1868年に伝わったとされています。

意外に歴史は長いのです。

英語での呼び方

芽キャベツは英語で「Brussels sprouts」と言います。

特徴

芽キャベツは1株から50個~60個の実を付けるため、1株育てるだけでも大量に収穫できます。

葉はしっかりと包み込むように重なり、硬くぎっしり詰まっているのが特徴です。

アクがあるため、下処理で一度下茹でし、アク抜きしておくことをおすすめします。

一般的なキャベツとの栄養の違い

芽キャベツと通常のキャベツは、どちらもアブラナ科に属する植物ですが、別物です。

芽キャベツはキャベツの小さい時期に収穫されたものではなく、「ケール」から品種改良されたキャベツの仲間です。

栄養面では、芽キャベツの方が圧倒的に高いです。

美容に効果のあるビタミンCは芽キャベツの方が約4倍、βカロチンは約12倍含まれています。

小さいながらも豊富な栄養素を含んでいるため、少量食べるだけでも十分な栄養を摂取できます。

芽キャベツの旬の時期と主要な生産地

旬の時期はいつ?

芽キャベツの旬は11月中旬から3月下旬までです。

これは、芽キャベツが高温と湿気に弱いことに起因します。

主要な生産地はどこ?

芽キャベツの主な生産地は静岡県で、大部分がこの地域で生産されています。

残りは北海道や長野県で生産され、少量ですがオーストラリア産の輸入品も流通しています。

芽キャベツの価格相場

芽キャベツの価格相場について、スーパーでの購入とネット通販でのお取り寄せ、それぞれの価格を見てみましょう。

スーパーでの価格

スーパーでは、10個入りの袋が約200円から300円で販売されています。

近所で見つからない場合は、ネット通販もおすすめです。

ネット通販での価格

ネット通販でも芽キャベツを購入できます。

500g(約40~50個入り)が754円+送料のものから、1kgで3,480円のものまであります。

新鮮な生のものもあれば、冷凍の芽キャベツも販売されています。

近所で手に入らない場合は、ネット通販をチェックしてみてください。

キャベツの主な栄養と期待できる7つの効果

炒め物やスープなど様々な料理に使えるキャベツですが、その栄養素について詳しく知っていますか?

キャベツは健康や美容に良い栄養素を豊富に含んでいます。

以下に、キャベツの主な栄養素とその効能をご紹介します。

キャベツの栄養成分表

  • エネルギー: 23kcal
  • 水分: 92.7g
  • 炭水化物: 5.2g
  • ナトリウム: 5mg
  • カリウム: 200mg
  • カルシウム: 43mg
  • マグネシウム: 14mg
  • リン: 27mg
  • ビタミンA(β-カロテン当量): 50μg
  • ビタミンK: 78μg
  • ナイアシン: 0.2mg
  • 葉酸: 78μg
  • ビタミンC: 41mg
  • 食物繊維総量: 1.8g

キャベツの期待できる7つの効果効能

キャベツに含まれるカリウムは高血圧対策や骨粗しょう症の予防に役立ちます。

  1. 便秘の予防・改善
  2. 美容効果
  3. バストアップ
  4. 血糖値の低下
  5. がん予防
  6. 胃の痛みや潰瘍の改善
  7. 風邪や感染症の予防

キャベツの保存方法と保存期間の目安|冷蔵・冷凍・常温

サラダや千切りとしても美味しく、万能なキャベツですが、丸ごと一つ買うと余ってしまうことがありますね。

保存方法に困った経験はありませんか?

ここでは、キャベツの保存方法と冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安をご紹介します。

  • 冷蔵保存の目安:2週間
  • 冷凍保存の目安:1か月
  • 常温保存の目安:3~4日

保存期間はあくまで目安ですので、なるべく早く食べることをおすすめします。

春キャベツなどの旬の時期にしっかりと保存方法を学んでおくと、美味しさを長く保てます。

また、キャベツは常備菜としても作り置きができる優秀な野菜です。

芽キャベツのおすすめの食べ方

芽キャベツをどのように料理に取り入れることができるでしょうか?

ここでは、芽キャベツを使ったおすすめのレシピを7つご紹介します。

スープやポトフ

スープにすることで、水溶性のビタミンなどの栄養素もスープと一緒に摂取できます。

キャベツ特有の青臭さが苦手な方でも、ベーコンやソーセージなどの加工肉を加えることでコクが出て美味しく仕上がります。

ミニサイズの芽キャベツはそのまま煮込むだけで火が通り、見た目も可愛らしいです。

パスタ

芽キャベツを使ったパスタは、季節感のある爽やかな一皿です。

軽く炒めた芽キャベツをお好みの具材と合わせてソースにします。半分に切れば十分に火が通り、食感も楽しめます。

加熱することで甘みが増し、子供にも喜ばれる一品です。

シチュー

寒い季節にぴったりのシチューに芽キャベツを加えると、見た目も可愛らしくなります。

旬の時期は11月から3月頃で、シチューが恋しくなる季節に最適です。

天ぷら

芽キャベツの天ぷらは、旨味が凝縮された大人の味わいです。

小さいのでそのまま揚げるだけで火が通り、外はサクサク、中は柔らかく仕上がります。

揚げたてを熱々でどうぞ。

サラダ

ベーコンと芽キャベツのサラダは、存在感のある一皿になります。

カリカリに焼いたベーコンと芽キャベツはどんなドレッシングとも相性抜群です。

シーザーサラダドレッシングがおすすめです。

ソテー

シンプルに楽しむならソテーがおすすめです。

半分にカットした芽キャベツをフライパンで炒め、塩胡椒で味付けするだけで美味しい付け合わせができます。

お肉料理のサイドディッシュに最適です。

アヒージョ

ガーリック風味のオリーブオイルに芽キャベツを浸したアヒージョは、甘みと塩気の相性が抜群です。

ホタルイカやソーセージ、海老を加えるとさらに美味しくなります。

まとめ

ミニサイズのキャベツ「芽キャベツ」について紹介しましたが、いかがでしたか?

栄養価が高く、通常のキャベツよりも多くの栄養素が含まれています。

料理のバリエーションも豊富で、特に冬の時期に多く出回るので、ぜひご家庭で芽キャベツ料理を楽しんでみてください。