ダチョウとエミューの違いって?ペットとしての飼育方法も紹介

世界最大の飛べない鳥、ダチョウは二足歩行で最速の生物としても知られています。

そんなダチョウの寿命について詳しく知っていますか?

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • ダチョウの寿命
  • エミューとの違い
  • 日本でのダチョウの最長飼育記録
  • ペットとしてのダチョウの飼い方

ダチョウの寿命はどれくらい?野生と飼育下での違い

ダチョウの平均寿命は野生と飼育下で異なります。

具体的には次の通りです。

  • 野生のダチョウの平均寿命:50~60年
  • 飼育下のダチョウの平均寿命:15~20年

野生のダチョウは50年以上生きることが多く、かなりの長寿です。

一方で、飼育下のダチョウは野生に比べて寿命が短いです。

飼育下での寿命が短い理由は明確にはわかっていませんが、広いアフリカのサバンナや砂漠に生息するダチョウにとって、狭い飼育環境や運動不足がストレスになる可能性があります。

ダチョウに似たエミューの寿命と見分け方

ダチョウを調べる際に、エミューの情報もよく目にすることがあります。

ダチョウとエミューの画像が混在していることも少なくありません。

ここでは、エミューの寿命と見分け方についても解説します。

エミューの平均寿命は?

エミューの寿命はダチョウに比べて少し短めですが、それでも長寿の部類に入ります。

  • 野生のエミューの平均寿命:20~30年

エミューも十分に長寿であり、ダチョウと同様に長い寿命を持っています。

ダチョウとの違いを理解し、両者を正しく区別できるようにしましょう。

ダチョウとエミューを区別できるようにしよう!

ダチョウとエミューの区別が難しい理由を探ってみましょう。

両者にはいくつかの共通点があるため、見分けがつきにくいのかもしれません。

まずは、ダチョウとエミューの共通点を確認してみましょう!

ダチョウとエミューの共通点

  • 体が大きい(鳥類でダチョウがNo.1、エミューがNo.2)
  • 鳥なのに飛べない
  • 走るのが速い
  • 首が長い
  • 脚が太くて長い

確かに共通点が多いですね!

しかし、もちろんダチョウとエミューには違いもたくさんあります。

ダチョウとエミューの違いを知って、しっかりと区別できるようになりましょう!

ダチョウとエミューの見分け方【比較表】

ダチョウとエミューを比較してみましょう。

名称ダチョウエミュー
分類ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属ヒクイドリ目ヒクイドリ科エミュー属(ダチョウ目という説も)
主な生息地アフリカのサバンナ、砂漠オーストラリアの草原
体の大きさ体長:約2~2.3m 体重:約100~120kg体長:約1.5~2m 体重:約40~60kg
羽毛の色オス:黒色 メス:茶色オス・メスともに灰褐色
小さいが見えるほとんど見えない
足の指の本数2本3本
最大時速70km/h50km/h
色:クリーム色 大きさ:1.3~1.6kg色:新緑色 大きさ:550~600g

こうして比較してみると、ダチョウとエミューには多くの違いがあることがわかりますね。

特に「羽毛の色」と「足の指の本数」を確認すると、見分けやすいと思います!

これでダチョウとエミューを間違えることはありませんね!

日本のダチョウの飼育最長記録は何年?

ダチョウの飼育下の平均寿命は15~20年ですが、日本で飼育されたダチョウの「飼育最長記録」は何年でしょうか?

本のダチョウの飼育最長記録は…

22年5ヶ月の飼育記録(多摩動物公園「アルファ」)

日本のダチョウの飼育最長記録は、飼育下の平均寿命を少し上回っていますね!

他にも以下の記録があります。

21年8ヵ月:飼育記録(浜松市動物園)

参考リンク

ダチョウをペットとして飼育する方法を徹底解説!

ダチョウについて詳しくなったところで…皆さん、ダチョウをペットとして飼育できることをご存知でしたか?

「家畜感染症予防法」に基づき、各自治体に届け出をすればダチョウをペットとして飼うことができます。

家畜感染症予防法とは?

家畜による伝染病の発生や流行を防ぐための法律で、ペットにも適用されます。

ダチョウをペットにしたい場合は、まずこの法律を確認しましょう!

飼育方法を確認してからペットにするか決めましょうね!

ダチョウをペットとして飼育する方法1 まずはダチョウの生態を知る

どんな動物をペットにする時でも、まずその動物について詳しくなることが重要です。

まずはダチョウの生態について解説します!

ダチョウの性格は?ペットに向いている?

ダチョウの性格には以下の特徴があります。

  • 警戒心が強く臆病
  • 好奇心が旺盛で人懐っこい

人懐っこい性格ならペットに向いているかもしれませんね!

しかし、非常に臆病で大きな音にパニックを起こすこともあるので注意が必要です。

ダチョウの知能は?本当にアホなの?

ダチョウの知能はあまり高くありません。具体的には…

  • 脳みそが目玉より小さいため、あまり賢くない

面白エピソードとして、以下のような話があります。

  • 家族が入れ替わっても気づかない
  • 1羽が走り出すと、つられて目的なく走ってしまう
  • 飼育員の顔を覚えられない
  • 人間を乗せたことを忘れる

これでは飼い主の顔も覚えてくれないかもしれませんね…。

ダチョウのキック力は?接近戦は避けるべき!

ダチョウのキック力は非常に強力です。

  • 最大で4.8トン(人間の格闘家で最大1トン)
  • ライオンを蹴り倒すほどの力

殺傷能力が非常に高いです。

ヒナのうちは問題ありませんが、大きくなったら注意が必要です。

ダチョウは一夫多妻制!多頭飼いが理想!

ダチョウは一夫多妻制で生活します。

  • オス1頭に対してメス2~3頭のグループで生活

ダチョウがストレスを感じないように、自然に近い状態での飼育が理想的です。

ダチョウの多頭飼いか…ワクワクしますね!

まさにハーレム状態ですね♪

ダチョウをペットとして飼育する方法2 ダチョウにとって快適な環境を整える

次は、ダチョウの飼育環境について詳しく解説します。

ダチョウは大きな体を持ち、よく走ります。ダチョウが快適に過ごせる環境を整えることが重要です。

ダチョウをペットとして飼育する環境1 快適な広さ

ダチョウの飼育に必要な広さは、最低でも400㎡ほどのスペースが必要です。

これはバスケットボールコートほどの広さに相当します。広ければ広いほど、ダチョウは快適に過ごせます。

ダチョウをペットとして飼育する環境2 脱走防止の柵

ダチョウの飼育には、以下のような柵が必要です。

  • 高さ:ジャンプ力があるため2m以上
  • 耐久:キックに耐えられる頑丈さ

さらに、ダチョウが休むための専用の小屋も必要です。

初期費用はかなりかかりますが、ダチョウが脱走しないようにするためには必要な設備です。

ダチョウをペットとして飼育する方法3 ダチョウのエサを用意する

ダチョウのエサは以下の通りです。

  • 穀物や果物
  • 鶏のエサ
  • ダチョウ専用のエサ

ダチョウは食欲旺盛で、エサ代がかかります。

自分で野菜を育てたり、工夫しないとエサ代だけで月に1万円以上かかることもあります。

ダチョウが複数いる場合は、エサ代もその分増えます。

ダチョウをペットとして飼育する方法4 ダチョウのヒナを購入する

ダチョウを迎える準備が整ったら、ダチョウのヒナを迎え入れましょう。

ダチョウは一般のペットショップでは販売されていないため、以下のような場所で購入することができます。

  • ダチョウを飼育している農園
  • 業者や動物園向けに販売している農園

例えば、『美里オーストリッチファーム』では、個人のペット向けにもダチョウのヒナや成体を販売しています。

興味がある方は、ぜひ問い合わせてみてください。

美里オーストリッチファーム

ダチョウをペットとして飼育するには覚悟が必要です。

この記事で紹介した飼育方法を参考に、ダチョウを迎える準備をしっかりと整えてください。

ダチョウは快適な環境で飼育すると、15~20年生きると言われています。

ダチョウをペットとして飼育するには、かなりの覚悟が必要です。

まとめ

ダチョウの平均寿命は、野生と飼育下で大きく異なります。

  • 野生のダチョウの平均寿命:50~60年
  • 飼育下のダチョウの平均寿命:15~20年

ダチョウに似ているエミューの平均寿命は20~30年です。

ダチョウとエミューには共通点が多いですが、それ以上に違いもたくさんあります。

ダチョウとエミューを見分ける際は、羽毛の色と足の指の数に注目すると良いでしょう。

日本でのダチョウの飼育最長記録は、多摩動物公園での22年5ヵ月です。

ダチョウはペットとして飼育することができますが、以下の方法で適切に飼育する必要があります。

  1. ダチョウの生態を理解する
  2. ダチョウに快適な環境を整える
  3. ダチョウのエサを準備する
  4. ダチョウのヒナを購入する

ダチョウをペットとして飼育するには相当な覚悟が必要です。

この記事では、ダチョウの寿命やペットとして飼育する方法について詳しく解説しました。

ダチョウの寿命の長さには驚きましたね!

また、ダチョウをペットとして飼育するのは非常に大変だと感じました。

ダチョウに会いたくなったら、動物園に行くのが一番です。

ダチョウをペットとして飼おうと決意した方は、脱走防止やキックに気をつけて、ダチョウとの生活を楽しんでくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。