砂肝の中心が赤い!食べても大丈夫なの?

砂肝をしっかり加熱したはずなのに、中心が赤いことってありますよね?

もし食べても大丈夫なら、面倒な再加熱を避けてそのまま食べたいと思うのが普通です。

この記事では、砂肝が中途半端に焼けた状態でも食べられるのかどうかについて詳しく解説します。

  • 砂肝の半生焼きは問題ないのか
  • 食べてもいいかの見極め方
  • 砂肝の半生焼きにおける食中毒のリスク
  • 砂肝の正しい焼き方

結論から言うと、砂肝を赤い状態で食べるのは注意が必要です。

以下で詳しく説明します。

目次

砂肝の半生焼きは問題ないのか

砂肝が半生焼きの状態でも食べられるかどうかは、店舗で提供されるものと自宅で食べるもので異なります。

砂肝は鶏の砂嚢という部位で、胃の一部です。

タンパク質やビタミンB12、ビタミンKなどを含み、他の部位に比べてカロリーが低いため、ダイエット中の方にも適しています。

刺身として提供される場合もあり

砂肝は刺身として店で提供されることもあります。

その場合は生で食べることができます。

しかし、すべての砂肝が生で食べられるわけではないので注意が必要です。

市販の砂肝は中途半端な焼き方で危険

新鮮な砂肝であれば、半生焼きでも食べられますが、市販の砂肝をそのように食べると食中毒のリスクがあります。

一般的にスーパーで売られている砂肝は、しっかり加熱することが推奨されます。

食べてもいいかの見極め方

砂肝は表面がしっかり焼けていても中身が焼けていないことが多い食材の一つで、加熱が難しいと感じる方も多いでしょう。

ここでは、自宅で砂肝を焼く際のポイントを紹介します。

加熱時間の目安

砂肝の加熱時間の目安は以下の通りです。

<そのままで加熱する場合>

フライパン中火~強火で5~8分

<薄くスライスして加熱する場合>

フライパン中火~強火で3~5分

色が変わらない場合の対処法

加熱時間を目安に焼いた後は、砂肝の中身の色を確認し、赤茶~茶色になっていれば十分に加熱されています。

中身が赤い場合は、さらに加熱が必要です。

しかし、加熱しすぎるとパサパサになるため、赤みが残る場合は、薄くスライスして加熱すると良いでしょう。

食感や感触での判断

焼き加減は食感や感触で判断することも大切です。

砂肝を触り、適度な硬さがあれば良いです。

柔らかすぎる場合はまだ生焼けの可能性があるので、さらに加熱してください。

竹串を刺して確認する方法もあります。

数秒待って手の甲に当てて熱ければ中まで火が通っています。

砂肝の半生焼きにおける食中毒のリスク

砂肝の半生焼きで食べてはいけない理由は、食中毒のリスクがあるからです。

詳細を説明します。

カンピロバクターの潜在リスク

砂肝にはカンピロバクターという菌が潜んでいる可能性があります。

中心温度を75℃で1分以上加熱すれば、確実に死滅しますので、しっかり加熱することが重要です。

食中毒の症状に注意

カンピロバクターに感染した砂肝を食べると、下痢、腹痛、発熱、吐き気、頭痛などの症状が起こる可能性があります。

ほとんどの場合、1週間程度で回復しますが、重症化するケースもあるため注意が必要です。

砂肝の正しい焼き方

最後に砂肝の正しい焼き方を紹介します。

電子レンジは避ける

電子レンジは簡単に食材を加熱できる便利な調理器具ですが、砂肝には不向きです。

レンジを使う場合は薄くスライスすることが必要ですが、食感が悪くなるためおすすめしません。

フライパンで焼く

フライパンで焼く場合は、中火~強火で5~8分、薄くスライスして加熱する場合は3~5分を目安にします。

手軽に焼けるため、最もおすすめの方法です。

グリルで焼く

グリルで焼くと、余分な脂が落ちるため、ダイエット中の方には適しています。

火加減に注意し、弱火~中火で10分程度加熱して、中までしっかり焼けているか確認してください。

圧力鍋で煮る

煮込み料理で砂肝を使いたい場合は、圧力鍋がおすすめです。

15~20分程度でしっかり加熱できます。

まとめ

以上、砂肝の中心が赤いままでも安心して食べられるかどうかについて解説しました。

要点をまとめると、以下の通りです。

  • 砂肝は生で食べられることもあり、店舗で提供されるものや新鮮なものであれば問題ないが、市販のものはしっかりと加熱することが重要
  • 中心部が赤い場合は再加熱が必要。赤みが消えない場合は薄くスライスして焼くのが良い
  • 砂肝にはカンピロバクターという菌が存在する可能性があり、生で食べると食中毒のリスクがある
  • 砂肝の加熱方法としては、フライパン、グリル、圧力鍋があり、電子レンジは避けるべき

栄養豊富でカロリーが低い砂肝ですが、自宅で調理する際は生焼けに注意しましょう。

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