サイコパスとは?その正体と見極め方を徹底解説

「外見や学歴は魅力的でも、人間らしさが足りず、信頼が持てない・・・」

このようなタイプの上司や同僚は身近にいませんか?

彼らがもしかしたら「サイコパス」かもしれません。

サイコパスは、うそを平気でつき、バレても「実は私が被害者だ!」と言い逃れるほど巧妙です。

自己中心的で、他人の苦しみに共感できないため、人が困難に直面しても何とも思いません。

そうした相手に無防備に立ち向かうと、サイコパスの攻撃を受け、自分が追い込まれることもあります。

現在、日本では200~300人に1人がサイコパスと言われています。従って、あなたの周囲に1、2人いても不思議ではありません。

サイコパスの特性と見分け方を知り、もしもの時に備えて対策を立てましょう。

サイコパスとは何か

サイコパスは、冷酷な連続殺人犯や大嘘つきなどの反社会的な性格を持つ人々を指します。

正式な病名ではなく、サイコパスを特定する診断基準はありません。「反社会性パーソナリティ障害」と診断されることが多いです。

しかし、サイコパスの研究が進むにつれ、「冷酷な殺人者」や「詐欺師」といった犯罪者だけでなく、「成功者」の中にもサイコパスがいることがわかってきました。

サイコパスの具体的な特徴には何があるでしょうか。

サイコパスの特徴

サイコパスの背景には、遺伝的要因、幼少期の虐待や家庭環境の問題、感情や恐怖を感じる前頭葉の活動の低下があるとされています。

サイコパスの特徴には、自分の欲望に忠実で、人を魅了する能力がありながら、他人の苦痛や感情を理解できないことが挙げられます。

また、サイコパスは犯罪を犯す割合が高い一方で、CEOや弁護士、マスコミ関係者、外科医、警察官、聖職者など、様々な職業に就いている人々の中にもサイコパス傾向があることがわかっています。

つまり、地位や名声を持つ人々の中にもサイコパスは存在しているのです。

サイコパスの見分け方

サイコパスを見分ける方法には以下のようなものがあります。

1.話術が巧みで、嘘が本当のように聞こえる

サイコパスは自信に満ちており、プレゼンテーション能力が高いため、周囲を魅了します。しかし、話の内容には矛盾が多いものの、その魅力的な話術で気づかせません。

2.他人がためらう行動を平気でとる

痛みや恐怖に鈍感なため、他人を傷つけたり、欺いたり、リスクのある行動を躊躇なく行います。その行動力で周囲の尊敬を集めます。

3.他人の苦痛や困難に無関心

サイコパスは他人の痛みや感情に共感しないため、相手に不快な行動をとっても反省しないことが多いです。謝罪することはあっても、すぐに忘れてしまいます。

4.人間関係が続かない、トラブルの元

サイコパスは安定した長期的な関係を築くのが苦手です。仲の良い相手の悪口を言ったり、悪い噂を流したりして、グループ内の関係を壊します。

5.常に新しい刺激を求める

サイコパスは新しい欲求を求め続け、刺激がないとイライラします。途中の仕事や企画があっても、新しいプロジェクトに次々と取り組む傾向があります。

サイコパスとの付き合い方

1.嘘を見抜ける人にだけ近づく

嘘をついたり、反社会的な行動を平気で行う人々の中には、サイコパスがいる可能性があります。そうした人々に利用されないためには、距離を置くことが大切です。

2.肩書や経歴だけで判断しない

サイコパスの中には、立派な肩書や経歴を持つ人もいます。彼らは知能が高いことが多く、自分を魅力的に見せるための資格や肩書を得るのが得意です。

サイコパスは尊敬されるべき職業にも存在するため、肩書や経歴、周囲の評価だけを頼りにせず、その人の言葉を鵜呑みにしないことが大切です。

3.距離を置き、相手に弱点を見せない

サイコパスは人の弱点を見抜くのが得意で、自分の意のままにならないときは、相手の弱点を攻撃し、感情をコントロールします。

相手が悪いはずなのに、自分が悪者にされることがあるため、表と裏の顔が異なる相手には、自分の弱点を見せず、距離を置くことが重要です。

結論

映画やドラマではサイコパスが殺人者として描かれることが多いですが、実際には「成功者」の中にもサイコパスは紛れ込んでいます。そして、彼らは自分以外の無能で弱い相手を平気で傷つけ、立ち直れなくさせています。

発言と行動、表と裏の顔に大きな矛盾がある人は「サイコパスかもしれない」と心に留め、相手と距離を置くようにしましょう。

人の痛みを感じない、嘘をついている自覚さえない人は存在します。自分を守るために、サイコパスを見抜く力を今のうちから身につけておきましょう。