ラピスラズリの誕生月について尋ねると、9月と答える人もいれば12月と答える人もいるようです。
さて、どちらが正しいのでしょうか。
実は、両方とも正しいというのが答えです。
少々あいまいな答えに思えるかもしれません。
これは、誕生石が国によって異なることに起因しています。
そのため、ラピスラズリはある国では9月、別の国では12月の誕生石とされています。
結果として、両方の月に関連付けられるようになりました。
日本においては、ラピスラズリは一般的に12月の誕生石とされています。
誕生石の由来と国による違い
誕生石の起源は、聖書に関連するという説があります。
それが世界中に広がったとされています。
現代では、誕生石は主に各国の宝石協会によって定められています。
この事実を知ると、納得感を覚えるかもしれません。
実際、宝石の販売を促進する目的で設定されたと言えるでしょう。
日本における現在の誕生石は、アメリカで定められた基準に基づいています。
そのため、日本ではラピスラズリは12月の誕生石とされています。
ちなみに、9月の誕生石はサファイアとされています。
サファイアが9月の誕生石と聞いて、多くの方が納得されるのではないでしょうか。
ラピスラズリの特徴と名前の由来
ラピスラズリは、アズライト、パイライト、カルサイト、ソーダライトなどの複数の鉱物が組み合わさってできています。
これらの鉱物の組み合わせによって、石の色合いが変化します。
また、表面には多くの小さな穴があり、水を吸収しやすいため、色が変わりやすい性質があります。
名前の由来
ラピスラズリという名前は、ラテン語の「lapis(石)」とペルシャ語の「lazward(青や空)」に由来しています。
日本では「瑠璃」とも呼ばれます。
「瑠璃色」という言葉はよく耳にしますね。
また、「瑠璃」は6月の季語としても知られています。
12月の誕生石、ラピスラズリの意味
ラピスラズリは成長、進歩、発展といった意味を持ちます。
自己成長をサポートし、成功へと導く力があるとされています。
石言葉には、成功の証、真実、健康、幸運などがあります。
また、牡牛座、射手座、水瓶座の守護石としても知られています。
ラピスラズリは幸運をもたらし、知恵を授け、人格の成長を促進し、判断力や洞察力を高めるとされています。
さらに、悪いエネルギーを払い、ネガティブな感情を浄化する力も持っています。
しかし、ラピスラズリを持つだけでは十分ではありません。
石の力に頼らず、自ら成長し、困難を乗り越える意志があってこそ、幸福や成功がもたらされると考えます。
12月の他の誕生石について
12月の誕生石には、ラピスラズリのほかにターコイズとタンザナイトがあります。
それぞれの特徴を見てみましょう。
ターコイズ
ターコイズは水色の宝石で、日本ではトルコ石とも呼ばれています。
名前の由来はフランス語の「pierre turquoise」(トルコの石)ですが、実際にはトルコで産出されるわけではありません。
これは興味深い点です。
ターコイズの石言葉には、成功、繁栄、健康、旅の安全などがあります。
「旅の安全」という石言葉が示すように、旅のお守りとして用いられることがあります。
タンザナイト
タンザナイトは、タンザニアのメレラニ鉱山でのみ産出される非常に希少な宝石です。
紫色の宝石で、見る角度や光の当たり方によって色の見え方が変わる神秘的な特性があります。
名前はタンザニアで発見されたことに由来し、ティファニーによって名付けられたと言われています。
タンザナイトの石言葉は、高貴、知性、冷静、希望、神秘などです。
落ち着いた大人のイメージがあります。
心を落ち着かせ、冷静な判断を促す力を持っているとされ、アフリカでは不運を避ける石として重宝されてきました。
まとめ
日本では、ラピスラズリを12月の誕生石と考える人が多いです。
9月説も存在しますが、9月はサファイアの印象が強いため、日本ではラピスラズリとはあまり関連付けられません。
また、誕生石が国によって異なるというのも興味深い事実です。
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