意見が分かれる食材の代表格、それが「ウニ」です。
ウニ好きな人はその名前を聞くだけで食欲がわくのに対し、嫌いな人は「まずい!苦い!魚くさい!」と辛辣な評価をよく聞きます。
なぜこんなに意見が真っ二つに割れるのでしょうか。
調査した結果、どうやら添加物「ミョウバン」が原因のようです。
今回はウニ嫌いを生み出す理由と、ウニをミョウバンから解放し美味しく復活させる方法をご紹介します!
ウニが苦手な人
回転寿司やスーパーのウニは評判が悪い
ウニが苦手な人は、特に回転寿司やスーパーで提供されるウニを食べた際に「美味しくない!」と感じることが多いようです。
一方、美味しいと感じる人は新鮮なウニを食べると考えが変わると主張することが多いです。
新鮮なウニは絶品!?
実際にウニは非常にデリケートな生物で、捕獲されて水揚げされるとすぐに品質が落ち始めます。
それは数分で急速に鮮度が低下し、溶け出すほどの脆さです。
しかし、水揚げ直後のウニを食べた人なら分かると思いますが、新鮮なウニは苦味がなく、甘くて口の中でとろけるような美味しさです!
この違いは何なのか・・・?
水揚げされた後、急速に鮮度が落ちるデリケートなウニ。
そんなウニをスーパーや回転寿司まで運ぶのは非常に困難です。
そこで活躍するのが、鮮度を保つために使用される「ミョウバン」という添加物です。
不味さの原因は「ミョウバン」にあった!?
ミョウバンという添加物
食品添加物として多くの食品に使用される『カリウムミョウバン』。
食品の傷みを防ぐために非常に便利ですが、カリウムミョウバンには苦味や臭みがあります。
これが苦手な人が多いのです。ウニが溶けないように形を保つミョウバン。
これがなければウニを安価で食べることはできませんが、入っていると苦味が出てしまいます。なかなか難しい問題です。
ウニは非常に傷みやすい食品
前述の通り、ウニは時間が経つにつれてどんどん鮮度が落ちます。
実は意外と重要なのが水揚げされた時のウニの下処理。
ウニの中身を殻から取り出す際に身を潰さないよう注意しつつ、正確かつ迅速に作業を行う必要があります。
この工程が雑だと、ウニの身が傷みやすくなります。
また、運搬中も温度管理が重要で、暑い日や寒い日は特に注意が必要です。
ウニがまずくなるのはミョウバンが原因!
ウニの美味しさを保つためには、鮮度管理と運搬が重要ですが、長期間保存したり、遠方への運搬が必要な場合、ミョウバンを使用せざるを得ません。
これがウニの苦味や臭みの原因となり、ウニ嫌いを生み出していると考えられます。
ウニを美味しく食べるコツ
新鮮なウニを選ぶ
ウニの美味しさを最大限に味わうためには、やはり新鮮なものを選ぶことが大切です。
水揚げされたばかりのウニは、市場や専門店で購入するのがおすすめです。
ミョウバンの使用を避ける
ミョウバンを使用したウニは、苦味や臭みが強くなりがちです。可能であれば、ミョウバンを使用していないウニを選ぶことで、その本来の甘みや旨みを楽しむことができます。
正しい保存方法を実践する
ウニを自宅で保存する場合は、冷蔵庫での保存が最適です。密閉容器に入れて、できるだけ早く消費することが大切です。また、冷凍保存する場合は、解凍後の品質が落ちないよう、急速冷凍をおすすめします。
まとめ
ウニの美味しさを左右する大きな要因は、鮮度とミョウバンの使用の有無です。
新鮮なウニを選び、ミョウバンの使用を避けることで、ウニ本来の甘みや旨みを堪能することができます。
回転寿司やスーパーのウニが苦手な方も、ぜひこのポイントを意識して、再度ウニにチャレンジしてみてください!
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