冷凍できる?マーマレード保存のコツと期間

冬の季節が来ると、自宅の庭で柑橘類の実が豊富に取れる家庭もありますね。

実家に果樹があって、収穫の際に大量にもらえることもあるでしょう。

とはいえ、ゆずやすだちのような柑橘類は、たくさんもらってもどう使うか迷うことも。

そんな時には、皮をむいてマーマレードにしてみるのがおすすめです。

一気に大量消費ができるうえ、適切に保存すれば、長く保存することも可能です。

今回は、

  • マーマレードを冷凍保存することはできるのか?
  • 冷凍したマーマレードの持ち時間は?
  • 他の保存法は存在するのか?

という点について解説します。

マーマレードは液体なので、冷凍保存が可能かどうか疑問に思う方もいるでしょう。

マーマレードの冷凍保存は可能か?

果たしてマーマレードは冷凍できるのでしょうか?

自家製のジャムやマーマレードは、保存方法によっては1週間程度でカビが生えることがあります。

冷凍できると便利ですよね。

冷凍可能か?

結論から言うと、マーマレードは冷凍保存ができます。

小さく分けてトレイに並べて冷凍するか、瓶に入れたまま冷凍することも可能です。

用途に応じて適切な容器を選びましょう。

冷凍の方法は?

ジャムやマーマレードを冷凍する際には、いくつかの注意点があります。

以下の点をチェックしてください。

  • 容器が耐熱性・耐冷性を備えているかを確認する
  • 容器の容量は8割以下に抑える

密閉した瓶をそのまま冷凍すると、内容物が膨張して破裂する恐れがあります。

取り扱いには充分に注意しましょう。

解凍の方法は?

解凍は冷蔵庫でゆっくり行うのが推奨されます。

電子レンジの使用は避けましょう。

常温で解凍することもできますが、気温の変化により瓶が割れる可能性があるので気をつけてください。

また、一度冷凍した瓶は、再度冷凍することはできません。

使用する量だけを小分けにして冷凍し、必要な分だけ解凍して使うと便利です。

冷凍マーマレードの保存期間はどれくらい?

冷凍保存したマーマレードはどのくらいの期間持つのでしょうか?

他の食品と同様、長く保存できると嬉しいですよね。

マーマレードやジャムはカビが生えやすいため、適切な保存方法を知りたいものです。

賞味期限はどれくらい?

マーマレードを長持ちさせるためには、密封されているかどうかが重要です。

密閉されていれば、2~3ヶ月は持ちますが、開封後は冷蔵保存で2~3週間程度で食べきることが望ましいです。

消費期限は?

密閉した状態のマーマレードを冷凍した場合、半年から1年程度の保存が可能です。

市販のマーマレードなら、それ以上の期間持つこともあります。

開封後は、冷凍焼けやにおい移りが起こることがあるので、1ヶ月程度を目安に使い切りましょう。

腐敗した場合は?

マーマレードが腐ると、ほとんどの場合カビが発生します。

特に表面や瓶のふちにカビが生えやすいので、注意してください。

他の保存方法はあるのか?

マーマレードの保存方法は他にもあります。

常温での保存も可能です。

多くのスーパーで販売されているジャムやマーマレードは常温で保存されています。

いくつかのポイントを紹介しましょう。

常温保存の方法

常温で保存する場合は、未開封のものや密閉・脱気処理をしたものに限ります。

ジャムやマーマレードは、開封したりスプーンを入れたりすると、空気中の雑菌が侵入することがあります。

そのまま常温で保存すると、数日でカビが生える可能性があります。

密閉や脱気は手間がかかりますが、開封したらすぐに冷蔵庫に入れたり、清潔なスプーンを使うことでカビを防ぐことができます。

冷蔵庫で保存する場合は?

開封したマーマレードは、基本的に冷蔵庫で保存しましょう。

温度が下がることで、雑菌の繁殖や化学反応を遅らせることができます。

マーマレードは通常、瓶やガラスの容器に入れられるため、取り分ける際は清潔な調理器具を使用しましょう。

開封済みでも保存は可能?

開封済みのマーマレードも保存は可能です。

ただし、開封すると空気中や調理器具に付着している微量の雑菌からカビが発生する可能性があります。

再密封するためには湯煎などの手間がかかりますが、使用したらすぐに冷蔵庫にしまうことで保存しましょう。

まとめ

今回はマーマレードの保存方法や保存期間について解説しました。

まとめると、

  • マーマレードは冷凍保存が可能
  • 容器の破損に注意が必要
  • 「使ったらすぐしまう」を徹底する

となります。

補足として、ジャムやマーマレードの保存期間を延ばす方法として「糖度を高める」という方法があります。

これは手作りの場合に限りますが、使用する砂糖の量を増やすことで保存期間が伸びます。

果物1に対して砂糖2の割合(果物1:砂糖2)で使用すると、保存期間が約2倍になります。

これは砂糖の割合が増えることで水分量が減るためです。

ただし、甘さが増すので、味の調整が必要です。